特許
J-GLOBAL ID:200903000521922066

熱応動スイッチ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-313002
公開番号(公開出願番号):特開平10-144189
出願日: 1996年11月08日
公開日(公表日): 1998年05月29日
要約:
【要約】【目的】密閉形電動圧縮機の電動機の保護に使用される熱応動スイッチであり、最終的な電路の遮断を確実にする。【構成】熱応動スイッチ1は金属製の容器2と蓋板3とで密閉容器を構成し、蓋板3の二つの貫通孔の各々には導電端子ピン8A,8Bが電気絶縁性充填材7により絶縁固定される。容器2の内部には熱応動板5が固定され、可動接点6と固定接点9とで接点機構を構成する。ヒーター10は導電端子ピン8Bと蓋板3とに接続固定され、接点の溶着時にはその一部が溶断して電路を遮断する。電気絶縁性充填材7の密閉容器内部側表面は耐熱性無機絶縁部材11で覆われる。【効果】電気絶縁性充填材7の表面を耐熱性無機絶縁部材11で覆ったためヒーター10の溶断時に発生するスパッタが付着しても、溶断時に発生するアークが継続可能な電路を構成することを防ぐことができる。
請求項(抜粋):
金属製の耐圧容器とその開口端に気密に固着される蓋板とで耐圧密閉容器を構成し、蓋板に穿たれた2つの貫通孔の各々に導電端子ピンが電気絶縁性充填材によって気密に絶縁固定され、一方の導電端子ピンには固定接点が固着され、他方の導電端子ピンにはヒーターの一端が固着され、ヒーターの他端は蓋板に接続固定され、耐圧容器の内部には一方に可動接点を固着し中央付近を皿状に絞り成形され所定の温度で急跳反転するように設定した熱応動板が導電的に接続固定され、熱応動板の可動接点は前記固定接点と一対の開閉接点を構成する如く配され、耐圧容器の熱応動板の固定部近傍を変形することにより動作温度を較正し、接点の溶着時にはヒーターの一部が溶断して電路を遮断することを可能にした熱応動スイッチに於いて、前記一対の開閉接点が寿命の終了後に生ずる異常大電流により溶着した場合に前記ヒーターの溶断を原因とするスパッタにより導電端子ピンと蓋板との間にアークを継続させないために必要な導電端子ピンと蓋板との間の耐電気絶縁性を保持するよう予め設定された物理的強度を有した耐熱性無機絶縁部材を少なくともヒーターの固定された導電端子ピンを固定している電気絶縁性充填材の密閉容器内部側表面上に隙間無く密着固定することにより、異常時の大電流をスイッチの密閉容器内で遮断可能とすることを特徴とする熱応動スイッチ。
IPC (2件):
H01H 37/52 ,  H01H 37/76
FI (2件):
H01H 37/52 A ,  H01H 37/76 K
引用特許:
審査官引用 (8件)
  • 特許第2519530号
  • 特開平1-105435
  • 温度ヒユーズ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-315118   出願人:関西日本電気株式会社
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