特許
J-GLOBAL ID:200903000702613910

重合方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 邦彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-058374
公開番号(公開出願番号):特開2000-256443
出願日: 1999年03月05日
公開日(公表日): 2000年09月19日
要約:
【要約】【課題】 メタセシス重合触媒の触媒活性を一時的に抑制し、安定な触媒含有モノマ溶液を提供し重合反応での取扱いの問題を解消する重合方法。【解決手段】ルテニウムカルベン触媒と脱水ピリジンを混和させトルエンを加えて完全に均一な触媒溶液とした。触媒溶液にジシクロペンタジエンを加えて、激しく振とうし1時間以上室温に放置し、触媒モノマ混合液を得た。この混合液は室温で5時間以上流動性を維持しており、ジシクロペンタジエンの重合は開始していない。130°Cに設定されたホットプレート上で加熱することにより1分以内にゲル化しジシクロペンタジエンの重合体を得る。
請求項(抜粋):
(1)化1の一般式(A)及び/又は化2の一般式(B)で示されるメタセシス重合触媒を不活性化する工程、【化1】(ここで、Mはルテニウム又はオスミウム;R及びR1は、それぞれ独立に水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数2〜20のアルキニル基、アリール基、炭素数1〜20のカルボキシレート基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数2〜20のアルケニルオキシ基、アリールオキシ基、炭素数2〜20のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜20のアルキルチオ基、炭素数1〜20のアルキルスルフォニル基、炭素数1〜20のアルキルスルフィニル基、炭素数1〜20のアルキルセレノ基、炭素数1〜20のアルキルセレニニル基又は炭素数1〜20のアルキルセレノニル基から選ばれ、それぞれは炭素数1〜5のアルキル基、ハロゲン、炭素数1〜5のアルコキシ基又はフェニル類で置換されていても良く、前記フェニル類はハロゲン、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基で置換されていても良い;X及びX1はアニオン性配位子;L及びL1は中性の電子供与基を示す。)【化2】(ここで、Mはルテニウム又はオスミウム;R及びR1は、それぞれ独立に水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数2〜20のアルキニル基、アリール基、炭素数1〜20のカルボキシレート基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数2〜20のアルケニルオキシ基、アリールオキシ基、炭素数2〜20のアルコキシカルボニル基、炭素数1〜20のアルキルチオ基、炭素数1〜20のアルキルスルフォニル基、炭素数1〜20のアルキルスルフィニル基、炭素数1〜20のアルキルセレノ基、炭素数1〜20のアルキルセレニニル基又は炭素数1〜20のアルキルセレノニル基から選ばれ、それぞれは炭素数1〜5のアルキル基、ハロゲン、炭素数1〜5のアルコキシ基又はフェニル類で置換されていても良く、前記フェニル類はハロゲン、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基で置換されていても良い;X及びX1はアニオン性配位子;L及びL1は中性の電子供与基を示す。)(2)前記不活性化されたメタセシス重合触媒をメタセシス重合性化合物と混合する工程、(3)前記不活性化されたメタセシス重合触媒をメタセシス重合性化合物との混合系中で再活性化する工程、(4)メタセシス重合性化合物を重合する工程を備えることを特徴とする重合方法。
Fターム (15件):
4J032CA23 ,  4J032CA24 ,  4J032CA27 ,  4J032CA28 ,  4J032CA34 ,  4J032CA35 ,  4J032CA36 ,  4J032CA38 ,  4J032CA43 ,  4J032CA68 ,  4J032CB01 ,  4J032CB03 ,  4J032CD02 ,  4J032CD07 ,  4J032CE17
引用特許:
審査官引用 (1件)

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