特許
J-GLOBAL ID:200903000709358460

心臓ペーシングシステムにおける自動捕捉しきい値検出のためのペーシング出力結合コンデンサ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 千葉 剛宏 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-551847
公開番号(公開出願番号):特表2002-516732
出願日: 1999年06月01日
公開日(公表日): 2002年06月11日
要約:
【要約】本発明は、心臓組織に対してペーシング刺激を送出した後に心臓組織/電極境界面で発生する分極電圧または「後電位」を減衰させるための方法および装置に関する。この場合、それぞれのペーシング刺激により心臓の捕捉または収縮が生じたか否かを決定するために、心臓の誘発された反応を正確に検出することができ、これにより捕捉しきい値の改良されたトラッキングを促進すると共に、治療の有効性を確保しながら電力消費を最小とすることができる。ペーシングスパイクのDC成分を抑制するために使用される従来の大きな静電容量のカップリングコンデンサ(96)は、直列に接続された遙かに低い静電容量の他のコンデンサ(94)を有する。低い静電容量のコンデンサ(94)は、ペーシング刺激を送出した後にカップリングコンデンサの全体的な静電容量を効果的に低下させるために、その値をより大きい静電容量のカップリングコンデンサ(96)に対して直列に選択的に挿入できるように、自動しきい値モードまたは通常のペーシングモードのいずれかで動作可能である。
請求項(抜粋):
心臓ペースメーカーの通常のペーシングモードと自動しきい値モードのうちの少なくとも1つで使用するための改良されたペーシング出力回路であって、 (a)電力供給手段と、 (b)電極を介して心臓の心筋組織に伝送されるペーシング電荷を選択的に蓄積するために前記電力供給手段とともに機能することで動作可能な電荷蓄積コンデンサ手段と、 (c)前記電荷蓄積コンデンサ手段から前記心臓内の前記心筋組織へと前記ペーシング電荷を選択的に伝送するための第1のスイッチ手段と、 (d)前記心臓に対して前記ペーシング電荷を付与する際に発生する後電位を選択的に減衰させるための後電位減衰手段であって、後電位を減衰させるための第1の結合コンデンサ手段と、DC成分を遮断するための第2の結合コンデンサ手段と、前記第1の結合コンデンサ手段とを直列に選択的に結合させて前記第2の結合コンデンサ手段の有効静電容量を低減させる第2のスイッチ手段とを備えるとともに、前記第1の結合コンデンサ手段と前記第2の結合コンデンサ手段とが動作可能に結合された後電位減衰手段と、 を備えたことを特徴とするペーシング出力回路。
Fターム (3件):
4C053KK02 ,  4C053KK05 ,  4C053KK10
引用特許:
審査官引用 (1件)

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