特許
J-GLOBAL ID:200903000911180117

保護皮膜を有する流体冷却製品並びにその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-124589
公開番号(公開出願番号):特開平10-054202
出願日: 1997年05月15日
公開日(公表日): 1998年02月24日
要約:
【要約】【課題】 空冷ガスタービンエンジンのような流体冷却製品に断熱皮膜と冷却通路の両方を施工する方法の提供。【解決手段】 片方の面20に保護皮膜22を有する製品の壁10に、所望の流体流量が維持されかつ出口開口部18における通路内の皮膜22Aによって妨害されないような大きさの開口部14及び18を有する流体冷却通路12を設ける。通路12は、該通路を通過する流体流量を確定する流体入口としての第一開口部14と、皮膜22が付着していて流体が排出される第二開口部18を有する。該製品の製造方法は、第一開口部14の断面積24を選定し、壁面20上及び第二開口部18の通路12の内部22Aに選定された厚さの保護皮膜を付着させるための成膜方法を選定し、第一開口部14の断面積24よりも大きな断面積26をもつ第二開口部18をその断面積の差が第二開口部18における通路12内部の皮膜22Aの部分的付着に起因する皮膜断面積の縮小分26-28よりも小さくならないように通路12を創出する諸段階を含む。
請求項(抜粋):
壁10の中を通って第一の壁面16における第一の開口部14から第二の壁面20における第二の開口部18まで達する流体冷却通路12を有する壁10を含んでいて、上記第二壁面20の上には保護皮膜22が少なくとも第二開口部18に隣接して含まれている、流体冷却製品の製造方法において、当該方法が下記の段階:流体冷却通路12を通る冷却流体の所望流量を確定するため第一開口部14についての第一断面積24を選定する段階、第二壁面20の上に保護皮膜22を少なくとも第二開口部18の周囲に付着させるための成膜方法であって、該成膜方法で第二開口部18の通路12内部にある量の皮膜22Aが部分的に付着する成膜方法を選定する段階、上記成膜方法による第二壁面20上の少なくとも第二開口部18に隣接した皮膜22についての皮膜厚さの範囲を選定する段階、成膜に先立って、第一開口部14が第一断面積24を有していて第二開口部18が第一断面積24よりも大きい第二断面積26を有していてその断面積の差が第二開口部18における通路12内部の皮膜22Aの部分的付着に起因する皮膜断面積の縮小分26-28よりも小さくならないように、壁10の中に流体冷却通路12を創出する段階、及び上記成膜方法によって第二壁面22上に上記で選定した皮膜厚さの範囲内の皮膜22を少なくとも第二開口部18に隣接して付着させる段階を含んでなることを特徴とする方法。
IPC (5件):
F01D 5/18 ,  C23C 4/12 ,  F01D 5/28 ,  F02C 7/00 ,  F02C 7/18
FI (5件):
F01D 5/18 ,  C23C 4/12 ,  F01D 5/28 ,  F02C 7/00 D ,  F02C 7/18 A
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特公昭47-022004
  • 特開平4-236757
  • タービン翼の冷却孔加工方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-069594   出願人:石川島播磨重工業株式会社

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