特許
J-GLOBAL ID:200903001043322631

ヘッドホン装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小池 晃 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-224004
公開番号(公開出願番号):特開平9-070094
出願日: 1995年08月31日
公開日(公表日): 1997年03月11日
要約:
【要約】【課題】 前方及び後方に音像定位を同時に実現しようとすると、インパルスレスポンスの演算量が莫大になってしまった。【解決手段】 ヘッドホン7が回転運動を持つとヘッドバンド7aに取り付けられた回転角速度センサ8は、その角速度に比例した電圧を出力する。この出力信号は、帯域制限フィルタ9でフィルタリングされた後、A/D変換器10で符号化され、マイクロプロセッサ11に入力される。マイクロプロセッサ11に入力されたA/D変換器10の出力信号は、一定時間間隔でサンプリングされた後積分され、角度データに変換される。この角度データから実際に音像を定位させるための回転角度が算出されて対応する信号処理データをディジタル信号処理回路4に転送する。
請求項(抜粋):
Nチャンネルの音声入力信号に信号処理を施す信号処理手段と、この信号処理手段で処理された音声信号を電力増幅する電力増幅手段と、この電力増幅手段により駆動されるヘッドホンと、このヘッドホンに取り付けられる回転角検出手段と、この回転角検出手段の検出出力を取り込みヘッドホン装着者の正面方向からの回転運動角度を計算する回転運動角度計算手段とを備え、該回転運動角度計算手段で得られた回転運動角度に応じて上記信号処理手段における信号処理内容を更新して音像を上記ヘッドホン装着者の頭外の一定方向に定位させるヘッドホン装置であって、上記信号処理手段は、上記Nチャンネルの音声入力信号を定位させる位置に置かれたN個の音源から両耳に至る頭部伝達関数を時間領域に変換したインパルスレスポンスを畳み込む2N個のディジタルフィルタ手段と、上記NチャンネルのうちのM(M≦N)チャンネルに対応する2M個のディジタルフィルタ手段のL,R極性の同じ出力同士を加算する第1の一対の加算手段と、上記NチャンネルのうちのN-Mチャンネルに対応する2(N-M)個のディジタルフィルタ手段のL,R極性の同じ出力同士を加算する第2の一対の加算手段と、上記第1の一対の加算手段のL側及びR側の出力に接続される第1の一対の時間差付加手段と、上記第2の一対の加算手段のL側及びR側の出力に接続される第2の一対の時間差付加手段と、上記第1の一対の時間差付加手段と上記第2の一対の時間差付加手段のそれぞれのL側及びR側二系統の出力を同じ極性同士で加算する第3の一対の加算手段とを備え、上記回転運動角度計算手段で検出した回転運動角度に応じて上記第1の一対の時間差付加手段と上記第2の一対の時間差付加手段とで付加する時間差の増減方向を逆にすることを特徴とするヘッドホン装置。
IPC (5件):
H04R 5/033 ,  G01C 19/56 ,  G01P 9/02 ,  H04S 1/00 ,  H04S 7/00
FI (5件):
H04R 5/033 Z ,  G01C 19/56 ,  G01P 9/02 ,  H04S 1/00 L ,  H04S 7/00 F
引用特許:
審査官引用 (3件)

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