特許
J-GLOBAL ID:200903002110501933

多チャンネル音響システムの自動調節装置およびその方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 瀬谷 徹 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-259450
公開番号(公開出願番号):特開平10-285699
出願日: 1997年08月12日
公開日(公表日): 1998年10月23日
要約:
【要約】【課題】 家庭用、或は個人用の音響機器の聴取環境において、最適の聴取環境を生成するために再生状態を調節する多チャンネル音響システムの自動調節装置、及びその方法を実現する。【解決手段】 システムの伝達特性測定部(10)が生成する白色雑音を各スピーカー(12)から発生させ、聴取位置のマイクロホン(11)列を通じて各スピーカー(12)からの伝達信号を収集して伝達関数計算部(10)に伝達し、伝達関数計算部(10)は、発生信号と収集信号とを用いて各スピーカーと聴取位置間の伝達特性を計算し、各スピーカーと聴取位置間の伝達特性が全部同様になるように各音響チャンネルの特性を調節する。そして、装着されたスピーカーによるチャンネルと、まえもって伝達関数を用いて生成させた虚像チャンネルを合成して再生する。
請求項(抜粋):
多チャンネル音響システムの自動調節装置において、ディジタル信号で発生される白色雑音をアナログに変換して各スピーカーを通じて再生し、各チャンネルの再生信号を聴取位置のマイクロホン列で聴取位置の伝達信号を収集し、この収集された伝達信号を伝達関数計算部(20)に伝送する伝達特性測定部(10)と、前記伝達特性測定部(10)から伝送されてきた伝達信号と、前記白色雑音信号を用いてスピーカーの有無、及び各スピーカーと聴取位置の間の伝達特性を計算し、これによって、各スピーカーの基準位置と実際のスピーカーの伝達特性の間の逆特性を求め、映像媒体の大きさと位置に対して特性を補償する伝達関数計算部(20)と、前記伝達関数計算部(20)から計算した再生特性によってフィルターを構成してオーディオの再生特性を補正し、補正された特性が許容基準に満たさないと、再び前記伝達特性測定部(10)と伝達関数計算部(20)との動作を一定の回数まで繰り返すようにする再生特性補正部(30)と、音響システムに接続されたスピーカーの範囲外の音を再生するために、入力された音響を音響特性データ・ベース(50)を用いて、前方の二つのチャンネルによって任意の方向の信号を合成する虚像チャンネル合成部(40)と、基準スピーカーに対し前方左/右側、中央後方左/右側および上方の特性を貯蔵する音響特性データ・ベース(50)と、および音響システムの自動調節実施有無選択、スピーカーの配置、基準スピーカー配置、映像媒体の大きさを入力するために用いられ、現在のシステムの設定状態等の必要な情報を使用者が分かり易いように表示する使用者接続部(60)を備えることを特徴とする多チャンネル音響システムの自動調節装置。
IPC (9件):
H04S 3/00 ,  G10K 15/00 ,  H03G 5/16 ,  H04R 3/04 ,  H04R 3/12 ,  H04R 5/00 ,  H04S 1/00 ,  H04S 5/02 ,  H04S 7/00
FI (9件):
H04S 3/00 Z ,  H03G 5/16 B ,  H04R 3/04 ,  H04R 3/12 A ,  H04R 5/00 ,  H04S 1/00 D ,  H04S 5/02 ,  H04S 7/00 C ,  G10K 15/00 M
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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