特許
J-GLOBAL ID:200903002337880108

電流センサ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西岡 義明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-083791
公開番号(公開出願番号):特開平11-281678
出願日: 1998年03月30日
公開日(公表日): 1999年10月15日
要約:
【要約】【課題】導体中を流れる電流を、該電流が作る測定磁界を測定することによって電流を計測する電流センサにおいて、残留磁気の除去とノイズレベルの低減を図る。【解決手段】被測定電流が流れる導体4を囲む閉磁路1の一部に間隙部2を設けて、該間隙部2に励振コイル3aと受信コイル3bを巻回した強磁性体コア3cからなるフラックスゲート型磁気検出素子3を挿着し、信号発生器5より周波数(f)の交流電流を励振コイル3aに流すと、受信コイル3bから前記被測定電流に比例した周波数(2f)の高調波を含んだ電圧信号が得られる。この信号をバンドパスフィルタ6に通すことにより周波数(2f)の電圧信号のみを取り出し、位相検波器7で信号発生器5からの同期信号で同期整流し、積分器8で平滑することにより電流信号に変換される。この電流を帰還コイル10に流すことにより閉磁路内の残留磁界をゼロにすることができ、広レンジで高精度の電流測定を行うことができる。
請求項(抜粋):
導体を流れる被測定電流によって生ずる磁界の強さを測定することにより電流値を計測する電流センサにおいて、該被測定電流が流れる導体の周囲を一周する強磁性体で形成された閉磁路の一部に間隙部を設け、該間隙部に強磁性体コア上に磁界励振用コイルと、該強磁性体コアの磁束変化を電圧として検出するための受信コイルを巻回してなる磁気検出素子を検出感度が最大になるよう挿着し、該磁気検出素子から得られる測定磁界に比例した出力電流を前記閉磁路に巻回されたコイルに流すことにより、前記測定磁界を打ち消す磁界を発生させるようにしたことを特徴とする電流センサ。
引用特許:
審査官引用 (2件)

前のページに戻る