特許
J-GLOBAL ID:200903002788293451
可搬形列車検知装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小島 俊郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-256093
公開番号(公開出願番号):特開平8-091218
出願日: 1994年09月27日
公開日(公表日): 1996年04月09日
要約:
【要約】【目的】任意の場所に設置し、既設の軌道回路と相互に干渉することなしに必要な区間だけ列車接近警報を発する。【構成】進入検知装置1と進出検知装置2で構成される列車検知区間に列車が進入したことを進入検知装置1で検出して進出検知装置2に知らせる。進出検知装置2は進入検知装置1からの列車通過情報を得たときに列車接近警報を出力し、進出検知装置2で構成する軌道回路から列車が進出したときに列車接近警報を解除する。進入検知装置1と進出検知装置2はそれぞれ異なるPN符号を用いたスペクトラム拡散通信方式を利用して、各軌道回路を列車が通過したことを検知する。
請求項(抜粋):
進入検知装置(1)と進出検知装置(2)とを有し、進入検知装置(1)は1組の軌道回路ATを構成し、構成した軌道回路ATに列車が進入して進出したことを検知するものであり、情報処理部(11)と疑似雑音符号発生部(12)とクロック発生部(13)とスペクトラム拡散変調部(14)と送信部(15)と受信部(16)とスペクトラム拡散復調部(17)と位相調節部(18)及び情報送信部(19)とを有し、情報処理部(11)は列車検知を行うための情報を作成し、列車が進入,進出したことを判断し、疑似雑音符号発生部(12)は疑似雑音符号(以下、PN符号という)を発生し、クロック発生部(13)は疑似雑音符号発生部(12)からPN符号系列を出力させるためのクロック信号を発生し、スペクトラム拡散変調部(14)は疑似雑音符号発生部(12)から送られたPN符号と情報処理部(11)から送られた伝送情報を乗算して拡散変調した信号波を発生し、送信部(15)は拡散変調した信号波を整合変成器(4)を介して列車進入検知点(A1)のレ-ル(3)に送り出し、受信部(16)はレ-ル(3)を介して伝送された拡散変調した信号波を列車進入検知点(A1)より所定距離だけ列車の進出側の列車進出検知点(A2)に接続された整合変成器(5)を介して受信し、スペクトラム拡散復調部(17)は受信された拡散変調した信号波に疑似雑音符号発生部(12)から位相調節部(18)を介して送られたPN符号を乗算して伝送された情報を復調して情報処理部(11)に送り、位相調節部(18)はスペクトラム拡散復調部(17)で復調される信号のレベルが最大になるようにPN符号の位相を調節し、情報処理部(11)はスペクトラム拡散復調部(17)から送られた情報により列車が列車進入検知点(A1)と列車進出検知点(A2)間の軌道回路ATを通過したことを検知したときにその情報を情報送信部(19)に送り、情報送信部(19)は列車が通過した旨を示す情報を進出検知装置(2)に伝送し、進出検知装置(2)は1組の軌道回路BTを構成し、構成した軌道回路BTに列車が進入して進出したことを検知するものであり、進入検知装置(1)より所定距離だけ隔てた列車の進出側に設けられ、情報受信部(29)と情報処理部(21)と疑似雑音符号発生部(22)とクロック発生部(23)とスペクトラム拡散変調部(24)と送信部(25)と受信部(26)とスペクトラム拡散復調部(27)及び位相調節部(28)とを有し、情報受信部(29)は進入検知装置(1)の情報送信部(19)から送られた列車通過情報を受信して情報処理部(21)に送り、情報処理部(21)は列車検知を行うための情報を作成し、列車が進入,進出したことを判断し、情報受信部(29)から列車通過情報を得たときに列車接近警報を出力し、構成する軌道回路BTから列車が進出したときに列車接近警報の出力を停止し、疑似雑音符号発生部(22)は進入検知装置(1)で使用するPN符号とは異なるPN符号を発生し、クロック発生部(23)は疑似雑音符号発生部(22)からPN符号系列を出力させるためのクロック信号を発生し、スペクトラム拡散変調部(24)は疑似雑音符号発生部(22)から送られたPN符号と情報処理部(21)から送られた伝送情報を乗算して拡散変調した信号波を発生し、送信部(25)は拡散変調した信号波を整合変成器(6)を介して列車進入検知点(B1)のレ-ル(3)に送り出し、受信部(26)はレ-ル(3)を介して伝送された拡散変調した信号波を列車進入検知点(B1)より所定距離だけ列車の進出側の列車進出検知点(B2)に接続された整合変成器(7)を介して受信し、スペクトラム拡散復調部(27)は受信された拡散変調した信号波に疑似雑音符号発生部(22)から位相調節部(28)を介して送られたPN符号を乗算して伝送された情報を復調して情報処理部(21)に送り、位相調節部(28)はスペクトラム拡散復調部(27)で復調される信号のレベルが最大になるようにPN符号の位相を調節する、ことを特徴とする可搬形列車検知装置。
IPC (4件):
B61L 23/06
, B61L 1/18
, H04B 7/26
, H04J 13/00
FI (2件):
H04B 7/26 R
, H04J 13/00 A
引用特許:
審査官引用 (3件)
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特開平4-100777
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列車位置検知装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平4-089706
出願人:日本信号株式会社
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特開平1-188131
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