特許
J-GLOBAL ID:200903002825215733

斜板式無段変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-270790
公開番号(公開出願番号):特開平11-082672
出願日: 1997年09月11日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 斜板式無段変速機において、特別な連動機構を持たずとも、モータ斜板の直立時には、第2分配弁をストローク中点に停止させてモータポートを遮断するロックアップ状態が自動的に得られようにする。【解決手段】 モータシリンダ孔39に連なるモータポート39aを高圧油路47及び低圧油路48に交互に連通切換えする第2分配弁42をシリンダブロック軸線Xと平行に配置し、この第2分配弁42を往復動させる弁斜板19bをモータ斜板19aに同一斜面上で一体に結合し、各モータポート39aを、これが対応するモータシリンダ孔39に対してシリンダブロック4の周方向へ位相が90°ずれた位置で第2分配弁42により切換え制御されるように形成し、モータ斜板19aの直立時、第2分配弁42をストローク中点に留めるようにした。
請求項(抜粋):
シリンダブロック軸線(X)に平行且つ該軸線(X)を囲む環状に配列された多数のポンプシリンダ孔(25)及びモータシリンダ孔(39)、並びにポンプシリンダ孔(25)に個別に連なる多数のポンプポート(25a)及びモータシリンダ孔(39)に個別に連なる多数のモータポート(39a)を有するシリンダブロック(4)と、多数のポンプシリンダ孔(25)に摺動自在に嵌合する多数のポンププランジャ(27)と、多数のモータシリンダ孔(39)に摺動自在に嵌合する多数のモータプランジャ(41)と、シリンダブロック(4)の一端面に対向して配設され、それとの相対回転に伴いポンププランジャ(27)に往復動を与えるポンプ斜板(9a)と、シリンダブロック(4)の他端面に対向して配設され、それとの相対回転に伴いモータプランジャ(41)に往復動を与えると共に、その往復ストロークをゼロにする、前記軸線(X)と直交する直立位置及び、その往復ストロークを最大にする最大傾斜位置間を傾動し得るモータ斜板(19a)と、前記軸線(X)を囲む環状の高圧油路(47)及び低圧油路(48)と、シリンダブロック(4)に設けられ、ポンプポート(25a)及びモータポート(39a)をそれぞれ高圧油路(47)及び低圧油路(48)の何れとも遮断するストローク中点を経て両油路(47,48)に交互に連通切換えするように往復動するスプール型の多数の第1分配弁(28)及び第2分配弁(42)とを備えた、斜板式無段変速機において、モータポート(39a)を高圧油路(47)及び低圧油路(48)に交互に連通切換えする多数の第2分配弁(42)を前記軸線(X)と平行にしてシリンダブロック(4)に配設し、シリンダブロック(4)との相対回転に伴いこれら第2分配弁(42)を往復動させる弁斜板(19b)をモータ斜板(19a)に同一斜面上で一体に結合し、各モータシリンダ孔(39)のモータポート(39a)を、これが該モータシリンダ孔(39)に対してシリンダブロック(4)の周方向へ位相が90°ずれた位置で第2分配弁(42)により切換え制御されるように形成し、弁斜板(19b)がモータ斜板(19a)と共に直立位置を占めるときは、第2分配弁(42)をストローク中点に留めるようにしたことを特徴とする、斜板式無段変速機。
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特公平6-089828
  • 油圧式無段変速機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-022168   出願人:本田技研工業株式会社
  • 特開昭63-163066

前のページに戻る