特許
J-GLOBAL ID:200903003317822426

高硬度鋼製部材の評価方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西澤 利夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-199209
公開番号(公開出願番号):特開2003-014599
出願日: 2001年06月29日
公開日(公表日): 2003年01月15日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】高硬度鋼からなる部材が、利用条件下で遅れ破壊が発生するか否かを評価する方法を提供する。【解決手段】n本の試験片について、式(1)より求めたXの最小値を破壊限界パラメータとし、使用条件におけるXの値が、破壊限界パラメータ未満であれば遅れ破壊を発生しないと評価する。ただしσeff、V0、Vf、m、Have.、γ、σh、V、RおよびTは、それぞれ最大主応力、破壊の基本体積、破壊のプロセスゾーン、材料定数、鋼中の拡散性水素濃度、破壊に対する水素と応力の効果の比、静水圧応力、水素のモル体積、気体定数および絶対温度である。
請求項(抜粋):
引張強さが1000MPa以上の高硬度鋼からなる部材が使用条件下で遅れ破壊を発生するか否かを評価するための高硬度鋼製部材の評価方法であって、部材として使用する高硬度鋼からn本の試験片を用意し、それぞれの試験片について、【数1】(ここで、σeffは最大主応力、V0は破壊の基本体積、Vfは破壊のプロセスゾーン、m(j)は材料定数、Have.は鋼中の拡散性水素濃度、γ(j)は破壊に対する水素と応力の効果の比、σhは静水圧応力、Vは水素のモル体積、Rは気体定数、Tは絶対温度)におけるmおよびγの初期値をそれぞれm(0)およびγ(0)と仮定し、前記式(I)よりパラメータXを算出し、これらをXの値について昇順に整列しi番目の大きさの値X(0,i)における累積破断確率Fを【数2】とし、X(0)の分布からm(1)およびγ(1)を求め、続いて帰納的にm(k)およびγ(k)(k=2,3,...,n)を求めていき、m(i-1)とm(i)およびγ(i-1)とγ(i)がともに有為差がなくなった時点でのm(i)およびγ(i)を用いて前記式(I)より各試験片についてパラメータXを求め、Xの最小値X(min.)を破断限界パラメータとして決定し、評価対象である高硬度鋼からなる部材の使用条件におけるパラメータXの値X(use)が破断限界パラメータ未満であれば遅れ破壊を発生しないと評価することを特徴とする高硬度鋼製部材の評価方法。
IPC (3件):
G01N 3/08 ,  G01N 33/20 ,  C22C 38/00 301
FI (3件):
G01N 3/08 ,  G01N 33/20 N ,  C22C 38/00 301 Z
Fターム (13件):
2G055AA03 ,  2G055BA02 ,  2G055BA11 ,  2G055EA08 ,  2G055EA10 ,  2G055FA01 ,  2G061AA01 ,  2G061AB03 ,  2G061AB04 ,  2G061AC03 ,  2G061CA02 ,  2G061CB08 ,  2G061DA11
引用文献:
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