特許
J-GLOBAL ID:200903003693213228
高透過性複合逆浸透膜
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
池内 寛幸 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-065024
公開番号(公開出願番号):特開平9-253455
出願日: 1996年03月21日
公開日(公表日): 1997年09月30日
要約:
【要約】【課題】高い塩阻止率を維持し、高い水透過性能を有し、イソプロピルアルコール等の有機物の阻止性能にも優れているため、イオン除去だけでなく、有機物除去にも効率よくかつ経済的に用いることができる複合逆浸透膜を提供する。【解決手段】m-フェニレンジアミンを含む溶液にイソプロピルアルコールを添加し、この水溶液を、多孔性ポリスルホン支持膜に数秒間接触させて、余分の溶液を除去して支持膜上に前記溶液の層を形成し、この表面に、トリメシン酸クロライドとイソプロピルアルコールを含む溶液を接触させ、その後、熱風乾燥機の中で乾燥して支持膜上に重合体薄膜を形成させ、複合逆浸透膜を得る。得られた複合逆浸透膜の性能は、500ppmの塩化ナトリウムを含むpH6.5の食塩水を5kgf/cm2の圧力で評価したところ、透過液電導度による塩阻止率は95%、透過流束は1.1m3/m2 ・日であり、イソプロピルアルコール阻止率は65%であった。
請求項(抜粋):
薄膜とこれを支持する微多孔性支持体とからなる複合逆浸透膜において、前記薄膜が、2つ以上の反応性のアミノ基を有する化合物と、2つ以上の反応性の酸ハライド基を有する多官能性酸ハロゲン化合物とを重縮合反応させて得られたポリアミド系スキン層であり、操作圧力5kgf/cm2 、温度25°Cにて塩化ナトリウム500ppmを含有するpH6.5の水溶液で評価したときの性能が、塩の阻止率が90%以上、透過流束が0.8m3 /m2 ・日以上であり、かつ操作圧力5kgf/cm2 、温度25°Cにてイソプロピルアルコール500ppmを含有するpH6.5の水溶液で評価したときの性能が、イソプロピルアルコール阻止率が60%以上であることを特徴とする高透過性複合逆浸透膜。
IPC (3件):
B01D 61/02
, B01D 69/12
, B01D 71/64
FI (3件):
B01D 61/02
, B01D 69/12
, B01D 71/64
引用特許:
審査官引用 (5件)
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複合逆浸透膜の製造方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願平5-123711
出願人:日東電工株式会社
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特開平4-094726
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複合逆浸透膜
公報種別:公開公報
出願番号:特願平6-147711
出願人:日東電工株式会社
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