特許
J-GLOBAL ID:200903003854277078

内燃機関の調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-328752
公開番号(公開出願番号):特開平11-159311
出願日: 1997年11月28日
公開日(公表日): 1999年06月15日
要約:
【要約】【課題】圧縮比が膨張比に比べ低く設定された状態で運転される内燃機関にあって、その低温始動時におけるバルブタイミング可変機構を通じての吸気バルブの進角調整を円滑に実施でき、且つ温間時における同バルブタイミング可変機構からの液漏れも好適に防止することのできる内燃機関の調整装置を提供する。【解決手段】 内燃機関の調整装置は、同機関の始動時、発電機(スタータモータを兼ねる)によりクランクシャフトを逆方向に強制回転せしめてバルブタイミング変更機構(VVT)11を構成するハウジング28とベーン体31との相対回転を進角側に調整するもので、VVT11,オイルコントロールバルブ16,電子制御装置17等から構成される。ハウジング28及びカバー38は、鉄系の焼結金属材料によって形成され、ベーン体31は鉄系の焼結金属材料より熱膨張係数の大きい材料、例えばアルミニウムによって形成される。
請求項(抜粋):
同一の回転軸心を有して機関出力軸及び機関バルブを開閉駆動するカムシャフトの一方及び他方に連結された第1及び第2の回転体を備えるとともに前記第1の回転体に形成された凹部を前記第2の回転体に形成されたベーンにて区画することによりベーンの少なくとも一側に液室を形成し該形成した液室に対する液圧制御に基づき前記第1及び第2の回転体を相対回転させて前記機関出力軸と前記カムシャフトとの相対回転位相を変更するバルブタイミング可変機構と、前記機関出力軸を外部から回転駆動可能な電動機とを有し、その始動時、前記電動機による前記機関出力軸の強制回動を通じて前記バルブタイミング可変機構を進角調整する内燃機関の調整装置であって、前記バルブタイミング可変機構を構成する前記第1及び第2の回転体についてその各材料を第1の回転体の熱膨張係数 < 第2の回転体の熱膨張係数なる関係が満たされるように選定したことを特徴とする内燃機関の調整装置。
IPC (5件):
F01L 1/34 ,  B60L 11/14 ,  F01L 13/08 ,  F02D 13/02 ,  F02N 17/08
FI (5件):
F01L 1/34 E ,  B60L 11/14 ,  F01L 13/08 C ,  F02D 13/02 G ,  F02N 17/08 Z
引用特許:
審査官引用 (2件)

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