特許
J-GLOBAL ID:200903004033249846

環状オレフィン系樹脂組成物およびその用途

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-335491
公開番号(公開出願番号):特開平9-176397
出願日: 1995年12月22日
公開日(公表日): 1997年07月08日
要約:
【要約】【課題】 透明性、耐熱性、防湿性、耐薬品性、耐溶剤性、成形加工性、電気的性質、機械的強度、低複屈折性などに優れ、特に環境変化によっても優れた透明性を保持しうる環状オレフィン系樹脂組成物およびその用途の提供。【解決手段】 [A](1)クレームに示した特定構造の環状オレフィンから導かれる環状オレフィン系樹脂であって、(2)軟化点温度が70°C以上、(3)極限粘度[η]が0.05〜10dl/gである環状オレフィン系樹脂 100重量部と、[B]JISAで規定されるゴム硬度が98以下のゴム0.01〜10重量部とからなり、[A]の屈折率をnD[A]とし、ゴム[B]の屈折率をnD[B]とするとき、屈折率の差|nD[B]-nD[A]|が0.015以下である環状オレフィン系樹脂組成物。
請求項(抜粋):
[A](1)下記の[A-1]、[A-2]、[A-3]および[A-4]から選ばれ、(2)軟化点温度(TMA)が70°C以上であり、かつ(3)極限粘度[η](135°Cデカリン中)が0.05〜10dl/gである環状オレフィン系樹脂と、[B]JISAで規定されるゴム硬度が98以下のゴムとからなり、前記環状オレフィン系樹脂[A]の屈折率をnD[A]とし、前記ゴム[B]の屈折率をnD[B]としたとき、屈折率の差|nD[B]-nD[A]|が0.015以下であり、上記環状オレフィン系樹脂[A]100重量部に対して、ゴム[B]を0.01〜10重量部の量で含有していることを特徴とする環状オレフィン系樹脂組成物;[A-1]エチレンと下記式[I]または[II]で示される環状オレフィンとのランダム共重合体;【化1】(式[I]中、nは0または1であり、mは0または正の整数であり、qは0または1であり、R1 〜R18ならびにRaおよびRbは、それぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子またはハロゲンで置換されていてもよい炭化水素基であり、R15〜R18は互いに結合して単環または多環を形成していてもよく、かつ該単環または多環は二重結合を有していてもよく、またR15とR16とで、またはR17とR18とでアルキリデン基を形成していてもよい。)、【化2】(式[II]中、pおよびqは0または正の整数であり、mおよびnは0、1または2であり、R1 〜R19はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、ハロゲンで置換されていてもよい炭化水素基またはアルコキシ基であり、R9 またはR10が結合している炭素原子と、R13が結合している炭素原子またはR11が結合している炭素原子とは直接あるいは炭素数1〜3のアルキレン基を介して結合していてもよく、またn=m=0のときR15とR12またはR15とR19とは互いに結合して単環または多環の芳香族環を形成していてもよい。)、[A-2]上記式[I]または[II]で示される環状オレフィンの開環重合体または共重合体、[A-3]上記開環重合体または共重合体[A-2]の水素化物 、および[A-4]上記[A-1]、[A-2]または[A-3]のグラフト変性物。
IPC (6件):
C08L 23/08 LCB ,  C08L 23/18 LCZ ,  C08L 65/00 LNY ,  C08F210/02 MJS ,  C08L 23/08 ,  C08L 21:00
FI (4件):
C08L 23/08 LCB ,  C08L 23/18 LCZ ,  C08L 65/00 LNY ,  C08F210/02 MJS
引用特許:
審査官引用 (3件)

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