特許
J-GLOBAL ID:200903004306250575

アンチスキッド制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-273891
公開番号(公開出願番号):特開平8-133061
出願日: 1994年11月08日
公開日(公表日): 1996年05月28日
要約:
【要約】【目的】緩制動時の外乱によるアンチスキッド制御の開始を抑制しながら良好なアンチスキッド制御を行うことができるアンチスキッド制御装置を提供する。【構成】制動状態となって最初の減圧が開始されるまでは、経過時間TASが“0”に維持されて目標スリップ率S* がアンチスキッド制御時に車輪スリップ量を適正に維持する通常目標スリップ率S0 より大きい値S1 に設定し(ステップS9) 、これによって緩制動時に外乱による車輪速度の変動によってアンチスキッド制御が開始されることを抑制し、急制動時には減圧モードが設定されるときに経過時間TASが所定値T0 にプリセットされるため(ステップS25)、その後は目標スリップ率S* が通常目標スリップ率S0 に変更されて良好なアンチスキッド制御を実行し、アンチスキッド制御が一時的に終了されたときには、経過時間TASが“0”となるまでの間目標スリップ率S0 が維持される。
請求項(抜粋):
複数の車輪の速度を検出する車輪速度検出手段と、該車輪速検出手段の車輪速検出値から車輪加減速度を演算する車輪加減速度演算手段と、少なくとも前記車輪速度検出手段の車輪速度に基づいて推定車体速度を演算する推定車体速度演算手段と、前記車輪速度検出手段の車輪速度、前記車輪加減速度演算手段の車輪加減速度及び前記推定車体速度演算手段の推定車体速度に基づいて各車輪に配設された制動用シリンダの流体圧を少なくとも減圧、保持及び増圧状態の何れかに制御する制動圧制御手段とを備えたアンチスキッド制御装置において、前記制動圧制御手段は、前記推定車体速度演算手段の推定車体速度及び前記車輪速度検出手段の車輪速度に基づいて車輪スリップ率を算出するスリップ率算出手段と、該スリップ率算出手段で算出した車輪スリップ率が目標スリップ率を上回ったときに減圧モードを設定する減圧モード設定手段と、該減圧モード設定手段で最初の減圧モードが設定されているか否かを判定し、最初の減圧モードが設定されていないときには前記目標スリップ率を最初の減圧モードが設定された以後の値より大きい値に変更する目標スリップ率変更手段とを備えていることを特徴とするアンチスキッド制御装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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