特許
J-GLOBAL ID:200903004307947952

小型ガスタービンの翼冷却構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-331048
公開番号(公開出願番号):特開2002-129904
出願日: 2000年10月30日
公開日(公表日): 2002年05月09日
要約:
【要約】【課題】 翼の後縁側を充分に冷却できる小型ガスタービンの翼冷却構造を提供すること。【解決手段】 主、副隔壁(81、82)により非連通に画成される第1、2冷却空気通路(83、84)には翼端部材(80d)に形成された第1、2冷却空気取り入れ口(83i、84i)から、別個に冷却空気が導入される。第1冷却空気通路に入った冷却空気は腹側部材(80a)に形成された前縁冷却空気排出通路(85)から排出される。第2冷却空気通路に入った冷却空気の一部は背側部材(80b)に形成された背側冷却空気排出通路(86)から排出され、他の一部は主隔壁に形成された連通路(81a)を通って後部空間(87)に導かれ、ピン(88)によって翼長さ方向に拡がって後縁に向い、後縁近傍の腹側部材に形成された後縁冷却空気排出通路(89)から排出される。
請求項(抜粋):
圧縮機から供給された圧縮空気と燃料ノズルから噴射された燃料を燃焼筒内で燃焼し、その燃焼ガスを静翼を介して動翼に導き動力を得る小型ガスタービンの、圧縮空気の一部を冷却空気として静翼、および、または、動翼内に導き静翼、および、または、動翼の冷却する翼冷却構造であって、前縁と後縁を結ぶ方向を翼幅方向、翼幅方向に直角に軸心側端部と反軸心側の翼端を結ぶ方向を翼長さ方向、背側と腹側を結ぶ方向を翼厚さ方向としたときに、翼が、腹側部材と背側部材を前縁と後縁で接合し、長さ方向翼端側を翼端部材で閉じ、長さ方向軸心側を軸心側部材で閉じて、形成され、略最大翼厚さとなる翼幅方向位置において、翼厚さ方向で腹側部材から背側部材に達し、翼長さ方向において翼端部材から軸心側部材に達する主隔壁と、主隔壁と前縁の略中間において、翼厚さ方向で腹側部材から背側部材に達し、翼長さ方向において翼端部材から軸心側部材に達する副隔壁と、主隔壁に、主隔壁と腹側部材と背側部材で形成される後部空間に冷却空気を導入する、冷却空気中間通路を設け、後縁近傍の腹側部材、および、または、背側部材に設けられ、後部空間から冷却空気を排出する、冷却空気後縁部排出通路と、を具備し、副隔壁と腹側部材と背側部材と翼端部材と軸心側部材とで形成される第1冷却空気通路と、主隔壁と副隔壁と腹側部材と背側部材と翼端部材と軸心側部材とで形成される第2冷却空気通路とに、それぞれ別個に、翼端部材と軸心側部材のいずれか一方から冷却空気を導入するようにされている、ことを特徴とする請求項1に記載の小型ガスタービンの翼冷却構造。
IPC (2件):
F01D 5/18 ,  F01D 9/02 102
FI (2件):
F01D 5/18 ,  F01D 9/02 102
Fターム (5件):
3G002CA06 ,  3G002CA07 ,  3G002CB01 ,  3G002GA08 ,  3G002GB01
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭59-018204
  • 特開昭62-168904
  • ガスタービン冷却動翼
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-203189   出願人:三菱重工業株式会社

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