特許
J-GLOBAL ID:200903004374448340
汎用小型ベアリングのベアリング内外輪用の高炭素クロム軸受鋼鍛造素形材の製造方法および転動疲労寿命に優れた軌道面と高靱性の軌道保持部を有するベアリング内外輪
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (2件):
横井 健至
, 横井 知理
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-109269
公開番号(公開出願番号):特開2006-291239
出願日: 2005年04月05日
公開日(公表日): 2006年10月26日
要約:
【課題】 高炭素クロム軸受鋼から熱間鍛造するベアリングレースの靱性を改善し、量産し得る方法およびこの方法により製造の鋼靱性のベアリングレースを提供する。【解決手段】 高炭素クロム軸受鋼の丸棒から横型高速鍛造装置で熱間鍛造により中心孔3を有する環状体2に成形し、球状化焼鈍により表層部の炭素量を0.20%以下にまで脱炭し、この環状体2の外径面4と中心孔3の内径面6との間に環状溝7を旋削し、薄肉部8で接続する外輪素形9と内輪素形10の二重輪体11に形成し、次いで薄肉部8をプレス打ち抜きし、外輪素形9と内輪素形10を完全分離した。得られた外輪素形9の内径面および内輪素形10の外径面を旋削して、図2に示す軌道面12、13に形成した。軌道面12、13の炭素量は元のSUJ2の炭素含有量の0.95〜1.10%となっており、一方、軌道面以外の軌道保持部の表層部の炭素量は0.20%以下の脱炭層で残され、外輪および内輪に形成される。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
高炭素クロム軸受鋼のJIS規格のG4805に規定するSUJ2の丸棒鋼の切断円盤体から横型高速鍛造装置による熱間鍛造により中心孔を有する環状体に成形し、次いでこの環状体を球状化焼鈍により表層部の炭素含有量を0.20%以下にまで脱炭した後、この環状体の環状側面を旋削加工して薄肉部で接続する外輪素形と内輪素形の二重輪体に形成し、次いで外輪素形と内輪素形の二重輪体の薄肉部をプレスにより打ち抜き外輪素形および内輪素形に分離し、外輪素形の内径面および内輪素形の外径面にそれぞれ旋削により軌道面を形成し、形成した軌道面の炭素含有量を高炭素クロム軸受鋼の元のSUJ2の炭素含有量の0.95〜1.10%とし、かつ、軌道面の周囲の軌道保持部の表層部の炭素含有量を0.20%以下の脱炭層として残すことにより、転動疲労寿命に優れる軌道面と共に高い靱性を付与した軌道保持部を形成することを特徴とする小型汎用ベアリングの内外輪素形材の製造方法。
IPC (7件):
C21D 9/40
, F16C 33/62
, F16C 33/64
, C21D 3/04
, B21K 1/05
, C21D 1/26
, C21D 1/32
FI (8件):
C21D9/40 A
, F16C33/62
, F16C33/64
, C21D3/04 G
, B21K1/05
, C21D1/26 K
, C21D1/26 N
, C21D1/32
Fターム (28件):
3J101AA02
, 3J101AA42
, 3J101BA53
, 3J101BA54
, 3J101BA70
, 3J101DA01
, 3J101DA05
, 3J101DA09
, 3J101EA03
, 3J101FA31
, 3J101GA60
, 4E087BA02
, 4E087BA17
, 4E087CB01
, 4E087DB04
, 4E087DB05
, 4E087DB24
, 4E087HA43
, 4K042AA22
, 4K042BA02
, 4K042BA04
, 4K042CA06
, 4K042CA15
, 4K042DA01
, 4K042DA02
, 4K042DA03
, 4K042DA06
, 4K042DC04
引用特許:
出願人引用 (3件)
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転動装置部品の製造方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願2003-138272
出願人:日本精工株式会社
-
転がり軸受
公報種別:公開公報
出願番号:特願2003-085309
出願人:NTN株式会社
-
転がり軸受及び転がり軸受用材料
公報種別:公開公報
出願番号:特願2002-023603
出願人:株式会社研都エンジニアリング
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