特許
J-GLOBAL ID:200903004965816624

内燃機関のバルブタイミング可変機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-120312
公開番号(公開出願番号):特開平9-303117
出願日: 1996年05月15日
公開日(公表日): 1997年11月25日
要約:
【要約】【課題】カムシャフトと、同シャフト上に相対回転可能に設けられた構成部材との磨耗を抑え、両者の焼き付きを防止すること。【解決手段】第1のカムシャフト15はシリンダヘッド19において回転可能に支持される。スリーブ31はカムシャフト15上に回転可能に設けられる。カムシャフト15の先端にはハウジング30が固定され、同ハウジング30はチェーン27により所定の張力をもってクランクシャフト20に連結される。スリーブ31とハウジング30との間にはリングギア32が介在され、その両側には油圧室68,69が設けられる。チェーン27の張力により外周面51と内周面50とが互いに当接する位置において、内周面50に湾曲部55を形成する。湾曲部55はカムシャフト15の先端に近づくに従い、外周面51との距離が大きくなるように、断面形状がその全周にわたって円弧状となっている。
請求項(抜粋):
機関本体に回転可能に設けられた第1及び第2のカムシャフトと、前記第1のカムシャフトにより駆動される第1のバルブと、前記第2のカムシャフトにより駆動される第2のバルブとを備えた内燃機関のバルブタイミング可変機構であって、前記第1のカムシャフト上にそのシャフトに対して相対回転可能に設けられたスリーブはそのジャーナルにて前記機関本体に回転可能に支持され、前記第1のカムシャフトの外周面は前記スリーブの内周面と当接可能をなし、前記スリーブ及び前記第2のカムシャフトは回転伝達手段を介して互いに連結されており、前記第1のカムシャフトの端部を覆うハウジングは前記第1のカムシャフト又は前記スリーブに固定されており、前記ハウジングは連動帯により所定の張力をもってクランクシャフトに連結され、前記スリーブと前記ハウジングとの間には、両者を相対回転させるための作動手段が設けられ、前記作動部材を作動させることにより、前記第1のカムシャフト及び前記スリーブを互いに相対回転させ、前記第1のカムシャフトと前記第2のカムシャフトの回転位相を互いに変更して、前記第1又は第2のバルブのバルブタイミングを可変とするようにした内燃機関のバルブタイミング可変機構において、前記連動帯の張力により前記外周面と前記内周面とが互いに当接する位置において、前記第1のカムシャフトの前記端部に近づくに従い、前記外周面と前記内周面との間の距離が大きくなるように、前記外周面又は前記内周面の断面形状をその全周にわたって円弧状として、その面を滑らかにしたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング可変機構。
IPC (4件):
F01L 1/34 ,  F01L 1/04 ,  F02B 67/06 ,  F02D 13/02
FI (4件):
F01L 1/34 C ,  F01L 1/04 Z ,  F02B 67/06 J ,  F02D 13/02 G
引用特許:
審査官引用 (1件)

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