特許
J-GLOBAL ID:200903005015658638

災害時の被害軽減システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 満 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-538016
公開番号(公開出願番号):特表2001-522484
出願日: 1998年03月03日
公開日(公表日): 2001年11月13日
要約:
【要約】本システムは、サイトと公共サービスとの接続を監視し、災害などの緊急時に接続を制御することで被害を軽減させる。災害などの緊急事態が発生した場合、サイトと公共サービスとの接続を切断することで、サイトの安全を確保した後、安全の確認された公共サービスから再接続をおこなう。
請求項(抜粋):
専有財産権もしくは特権を請求する本発明の具体化を次のように定義する。1) サイト環境内の公共サービス同士の相互作用を制御するシステム。すなわち、各公共サービスはサイトの外部を供給源とし、インプットポートを通じてサイト内部に送りこまれている。インプットポートには、アクセスモードがひとつ以上あり、アクセスモードであればサイトへサービスを送り込む。また、制限モードもひとつ以上あり、制限モードでは、サイトへの送り込みを制限し、アウトプットポートを通じてサイトから外へ送り出してしまう。アウトプットポートには、排出モードがひとつ以上あり、サイトからの排出を行い、制限モードがやはりひとつ以上あって、サイトからの排出を制限する。すなわち、システムは、以下より構成される。 a) サイト環境を悪化させるような状況に反応して、第一異常信号を発する手段 b) 各公共サービスのインプットポートが第一異常信号に反応して、確実にあらかじめ設定しておいた安全モード、すなわちアクセスモードもしくは制限モードに入るようにする手段 c) 各公共サービスのインプットポートを第一異常信号が存在しなかった場合にあらかじめ設定されていた運転モード、すなわちアクセスモードもしくは制限モードに復旧する手段。2)請求項1にあるシステムで、各公共サービスのうち第一サービスのインプットポートが制限モードとなった場合、このサービスをサイトに供給するサイト内二次供給源を有すもの。3)請求項1にあるシステムで、各公共サービスのインプットポートの安全モードが、あらかじめ制限モードに設定されているもの。4)請求項3にあるシステムで、第一異常信号の際に、各公共サービスのアウトプットポートがあらかじめ設定された排出モードまたは制限モードに確実になるようにする手段を有するもの。5)請求項4にあるシステムで、各公共サービスのインプットポートの運転モードがあらかじめアクセスモードに設定してあるもの。6)請求項1にあるシステムで、第一異常信号を発生する手段として以下を含むもの。 a) インプットポートでの測定で、各公共サービスに異常があるかどうかを探知する方法 b) アウトプットポートでの測定で、各公共サービスに異常があるかどうかを探知する方法 c) サイト内部での測定で、各公共サービスに異常があるかどうかを探知する方法7)請求項6にあるシステムで、各公共サービスの量が正しくない場合、異常として認識するもの。8)請求項6にあるシステムで、各公共サービスの品質が正しくない場合、異常として認識するもの。9)請求項6にあるシステムで、各公共サービスの排出量もしくは排出成分が適切でない場合、異常として認識するもの。10)請求項7、8、9にあるシステムで、更に、あらかじめ設定した間隔で以下を受信する手段をもつもの。 a) インプットポート探知結果 b) アウトプットポート探知結果 c) サイト内探知結果。これらの結果より、各公共サービスの測定結果とその受信時間から集計したデータセットを作成することができる。11)請求項10にあるシステムで、更に、各測定データセットを記録し、データセット測定値から履歴データベースを構築することができるもの。12)請求項11にあるシステムで、更に、エキスパートルールデータベースを搭載し、測定データセットの履歴データベースを、各公共サービスのインプットポートにおけるアクセスモードもしくは制限モードの望ましいものと、アウトプットポートにおける排出モードと制限モードの望ましいものとの相関関係を樹立するもの。13)請求項12にあるシステムで、更に、第一異常信号の発信手段において、測定データセットによる履歴データベースをエキスパートルールデータベースと比較対照し、各公共サービスのインプットポートにおけるアクセスモードもしくは制限モードの選択と、アウトプットポートにおける排出モードと制限モードを選択する手段を含むもの。14)請求項13にあるシステムで、更に、あらかじめ設定された間隔で第一異常信号を記録し、信号データセットの履歴データベースを構築する手段を有するもの。15)請求項14にあるシステムで、エキスパートルールデータベースが更に、信号データセットの履歴を各公共サービスのインプットポートにおけるアクセスモードまたは制限モードの望ましいものと、アウトプットポートにおける排出モードまたは制限モードの望ましいものとの相関関係を樹立するもの。16)請求項15にあるシステムで、第一異常信号を発する手段が、信号データセット履歴データベースをエキスパートルールデータベースに比較対照する手段も有するもの。17)請求項16にあるシステムで、更に、サイト環境を悪化させるような条件の組み合わせに反応して信号セットを発するセンサーのセットを有するもの。18)請求項17にあるシステムで、更に、センサーから発せられる一連の信号をあらかじめ設定した間隔で記録する手段を有するもの。これによって環境データセット履歴データベースが構築される。19)請求項18にあるシステムにおいて、エキスパートルールデータベースが更に、環境データセットの履歴を各公共サービスのインプットポートにおけるアクセスモードもしくは制限モードの望ましいものと、アウトプットポートにおける排出モードもしくは制限モードの望ましいものとの相関関係を樹立するもの。20)請求項19にあるシステムで、第一異常信号の発信手段もまた環境データセット履歴データベースをエキスパートルールデータベースに比較対照する手段を有するもの。21)請求項20にあるシステムで、更に、サイト環境の悪化要因の対策となる手段を有するもの。この対策手段は、一つ以上の作動モード及び一つ以上のスタンドバイモードを有し、第三の信号に反応してその時点でのモードを決定するもの。22)請求項21にあるシステムで、エキスパートルールデータベースが更に、測定データセットの履歴、信号データセットの履歴、環境データセットの履歴を対策手段における作動モードもしくはスタンドバイモードの望ましいものと相関関係を樹立するもの。23)請求項22にあるシステムで、更に、測定データセットの履歴データベース、信号データセットの履歴データベース、環境データセットの履歴データベースをエキスパートルールデータベースに比較対照させることで、第三の信号を発する手段を有するもの。24)請求項23にあるシステムで、更に、第三の信号をあらかじめ設定した間隔で記録する手段を有するもの。これによって対策手段データセットの履歴データベースが構築される。25)請求項24にあるシステムで、エキスパートルールデータベースが更に、対策手段データセットの履歴を各公共サービスのインプットポートにおけるアクセスモードもしくは制限モードの望ましいものと、アウトプットポートにおける排出モードもしくは制限モードの望ましいもの、そして対策手段の運転モードもしくはスタンドバイモードの望ましいものとの相関関係を樹立するもの。26)請求項1にあるシステムで、各公共サービスのインプットーポートをあらかじめ設定した運転モードに同時に戻す復旧手段を有するもの。27)請求項1にあるシステムで、各公共サービスのインプットポートをあらかじめ設定した運転モードに逐次復旧する復旧手段を有するもの。28)請求項27にあるシステムで、、非常用水道のインプットポートが復旧手段によって作動する第一のポートとなるもの。29)請求項28にあるシステムで、復旧手段が非常用水道のインプットポートに次いで、配水本管のインプットポートを作動させるもの。30)請求項29にあるシステムで、復旧手段が配水本菅のインプットポートに次いで、ガスのインプットポートを作動させるもの。31)請求項30にあるシステムで、復旧手段がガスのインプットポートに次いで、電気のインプットポートを作動させるもの。32)請求項31にあるシステムで、更に以下を有するもの。 a) 各公共サービスのうち、設定された第一サービスのインプットポートがあらかじめ設定した運転モードに復旧すべきではない場合、第三異常信号を発する手段、および b)第三の信号に反応し、復旧手段に優先して、公共サービスのうち、設定された第一サービスのインプットポートをあらかじめ設定した運転モードに復旧させない手段を有すもの。33)請求項31にあるシステムで更に以下を有するもの。 a) 公共サービスのうち、設定された第二サービスが異常事態にあった場合、第四の異常信号を発する手段、および b)第四異常信号に反応して、公共サービスのうち、設定された第二サービスのインプットポートをあらかじめ設定した安全モードにする手段。34)請求項1にあるシステムで、は更に以下を有するもの。 a)第一異常信号を遠隔サイトに伝達する手段35)請求項1にあるシステムで、第一異常信号が遠隔地から発せられるもの。
IPC (4件):
G08B 25/01 ,  G08B 21/10 ,  H04Q 9/00 301 ,  H02H 5/00
FI (4件):
G08B 25/01 A ,  G08B 21/10 ,  H04Q 9/00 301 C ,  H02H 5/00 G
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開昭64-025299
  • 特開昭61-180831
  • 緊急時情報提供システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-177979   出願人:株式会社日立製作所
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