特許
J-GLOBAL ID:200903005027382441

線状加熱の加熱方案策定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂本 光雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-396137
公開番号(公開出願番号):特開2002-192240
出願日: 2000年12月26日
公開日(公表日): 2002年07月10日
要約:
【要約】【課題】 加熱線に付随する残留応力を評価可能にする。【解決手段】 先ず、加熱線配置と加熱条件と加熱順序を定めた仮の加熱方案を策定し(ステップS1)、次に、他の加熱線と加熱部が重畳する加熱線が出現する順序を境に、先行と後続のグループに分け(ステップS2)、先行グループ加熱線の加熱による金属板の変形をシミュレーションし(ステップS3)、次いで、後続グループ加熱線の通過するFEM要素のヤング率を低下(ステップS4)させた後、後続グループ加熱線の加熱による変形をシミュレーションする(ステップS5)。得られた形状を目的曲面形状と比較し(ステップS6)、両者の差ΔWが大きい場合にはその分布を基に目的固有歪を修正して(ステップS7)、上記各ステップを繰り返し行い、差ΔWが小さくなる時点の方案を実行案として採用する。ステップ4にてヤング率を低下させ、先行グループの加熱線に付随する残留応力を変形として顕現させる。
請求項(抜粋):
金属板を目的曲面形状に曲げるための目的固有歪を与えるべく、金属板表面に加熱線を配置すると共に該各加熱線に対する加熱条件を定め、且つ上記各加熱線に加熱順序を設定する線状加熱の加熱方案策定方法において、目的固有歪を与えるための加熱線配置と加熱条件と加熱順序を定めた仮の加熱方案を策定し、次に、上記加熱順序に従った場合に他の加熱線と加熱部が重畳する加熱線が出現する順序を境界に、加熱線を先行と後続のグループに分け、次いで、先行グループの加熱線の生成固有歪による金属板の変形を弾性FEM解析によりシミュレーションした後、後続グループの加熱線の通過位置におけるヤング率を低下させ、自由変形シミュレーションを行って残留応力を変形として顕在化させ、しかる後、後続グループの加熱線の生成固有歪による金属板の変形を弾性FEM解析によりシミュレーションし、該シミュレーションにより得られる金属板形状を目的曲面形状と比較して加熱方案を求めることを特徴とする線状加熱の加熱方案策定方法。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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