特許
J-GLOBAL ID:200903005050591848
循環式マイクロ波加熱装置
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (5件):
矢野 敏雄
, 山崎 利臣
, 久野 琢也
, アインゼル・フェリックス=ラインハルト
, ラインハルト・アインゼル
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-504714
公開番号(公開出願番号):特表2004-529480
出願日: 2002年05月15日
公開日(公表日): 2004年09月24日
要約:
流体を加熱するための循環式マイクロ波加熱装置は、アプリケータに直接または間接的にフランジを介して取り付けられたマイクロ波源から成る。アプリケータは直方体の共振空間であり、この空間内で一方の側壁において開口部を介してマイクロ波が入力結合され、直線偏波基本モードTE10が励起される。この側壁と対向する側壁との間に誘電体管が張設されており、加熱すべき媒体がこの管の中を貫流する。誘電体管とそこを貫流する流体の双方によって実質的に、マイクロ波源に対する負荷が形成される。その際、マイクロ波エネルギー全体が負荷において散逸できるよう装置が整合される。
請求項(抜粋):
流体を加熱するための循環式マイクロ波加熱装置において、
マイクロ波源と、
該マイクロ波源の出力側に直接または方形導波管を介してフランジにより固定されやはり方形の横断面をもつアプリケータ(1)と、
加熱すべき媒体が貫流する誘電体管(2)のかたちをとる負荷(2)と、
該誘電体管(2)の両端部に設けられたそれぞれ1つの金属製パイプとにより構成されており、
前記誘電体管(2)はマイクロ波のための入力結合開口部(5)の軸に対し平行にアプリケータ(1)中に配置されており、該アプリケータの対向し合う2つの側壁(3,4)の個々の長手軸に対し垂直に当接しており、該側壁(3,4)のうち一方の側壁(3)には入力開口部(5)が設けられており、
前記金属製パイプ(6,7)は、誘電体管(2)との当接個所では流体を通さないように、かつアプリケータ(1)の向き合った対応する側壁(3,4)においてはマイクロ波を通さないよう継合されており、
アプリケータ(1)の方形ジオメトリは、直線偏波基本モードTE10がアプリケータ内で励起されるよう、マイクロ波源から送出される波長λのマイクロ波に整合されており、
誘電体管(2)の軸は、直線偏波TE10モードの電界偏波に対し平行にかつそれぞれ近くに位置するアプリケータ(1)の端面壁(8)に対し約λ/4の間隔をおいて配置されており、
誘電体管(2)の管軸は、直線偏波TE10モードの電界最大値の場所と重なり合っており、
入力結合開口部(5)の中心点と誘電体管(2)の軸との間隔は、アプリケータ(1)に入力結合された電界エネルギーが流体の貫流する誘電体管(2)において少なくともほぼまたは完全に吸収されてそこにおいて熱に変換されるよう設定されていて、アプリケータにおいて無視できる程度の反射しか形成されないかまったく形成されず、
前記2つのパイプ(6,7)の内径は、アプリケータ(1)の側壁(3,4)から最初はλ/4とλ/2の間に長さにわたり誘電体管(2)の外径と等しく、
ついで比誘電率に依存してλ/4よりも長い長さにわたり、そこにおいてマイクロ波に対する完全な出射妨害が生じるよう先細りにされていることを特徴とする、
流体を加熱するための循環式マイクロ波加熱装置。
IPC (4件):
H05B6/78
, H05B6/64
, H05B6/72
, H05B6/74
FI (4件):
H05B6/78 Z
, H05B6/64 D
, H05B6/72 D
, H05B6/74 Z
Fターム (9件):
3K090AA02
, 3K090AA04
, 3K090AB20
, 3K090BA01
, 3K090BB09
, 3K090BB18
, 3K090CA02
, 3K090EA04
, 3K090NB07
引用特許:
前のページに戻る