特許
J-GLOBAL ID:200903005126091238

耐遅れ破壊特性及び耐水素侵入性に優れた高強度機械構造用鋼及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-085155
公開番号(公開出願番号):特開平7-292434
出願日: 1994年04月22日
公開日(公表日): 1995年11月07日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 C,Si,Mn,P,S,Cr,Ni,Mo,Al,N,V,Ti,Nbを特定した鋼において、焼戻しを400°C以上で行い引張強度125kgf/mm2 以上を有する鋼材に、ショットピーニング処理を行うことにより、鋼材の表面近傍に塑性歪を導入して、耐遅れ破壊特性及び耐水素侵入性に優れる機械構造用鋼を製造することができる。ただし、必要な塑性歪量としては表面から20μm以内の深さにおける圧縮残留応力最大値で代表させて以下の条件を満たすものとする。σr B ≧0.6ただし、σr :表面から200μm以内の深さにおける圧縮残留応力の最大値σB :素材の引張強度 〔単位はいずれもkgf/mm2 〕【効果】 高強度鋼の遅れ破壊問題を解決できるため、ボルトの高強度化が可能になり、建築ボルトの継手効率の向上や自動車ボルトの軽量化等が期待できる。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.15〜0.50%、Si:0.05〜2.00%、Mn:0.10〜0.80%、P :0.020%以下、S :0.020%以下、Cr:1.0〜3.0%、Mo:0.2〜1.2%、Al:0.005〜0.050%、N :0.001〜0.010%を含有し、更にV :0.10超〜0.50%、Ti:0.01超〜0.05%、Nb:0.01超〜0.05%の一種または二種以上を含有し、残部がFe及び不可避的不純物よりなり、引張強度125kgf/mm2 以上を含有し、鋼材の表面から200μm以内の圧縮残留応力の最大値(σr )が素材の引張強度(σB )に対して、σr B ≧0.6を満足することを特徴とする耐遅れ破壊特性及び耐水素侵入性に優れた高強度機械構造用鋼。
IPC (4件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 7/06 ,  C22C 38/28 ,  C22C 38/50
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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