特許

J-GLOBAL ID：200903005455677901

撥水性被膜とその製造方法及びその装置と撥水性塗料組成物

発明者： 小川 一文 ,  武部 安男 ,  美濃 規央
出願人/特許権者： 松下電器産業株式会社
代理人 (1件)： 池内 寛幸 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平9-017138
公開番号（公開出願番号）：特開平10-263474
出願日： 1997年01月30日
公開日（公表日）： 1998年10月06日
要約：

【要約】【課題】 基材の表面に、少なくともフッ化炭素基を含む微結晶ポリマーを含んだ表面が凸凹な薄膜を形成することにより、超撥水性で、たとえば空調機器の結露水の除去を容易にして、熱交換器のフィンの凍結を防止する。【解決手段】 アルミニウム製のフィン11に、CF3(CF2)7-(CH2)2-SiCl3を非水系シクロヘキサメチルトリシロキサンに10vol.%の濃度で希釈調製した被膜形成溶液を、刷毛で1〜10μmの厚みになるよう塗布し、その後、室温で相対湿度約75%の雰囲気中でシクロヘキサメチルトリシロキサンを蒸発させ、雰囲気中の水分でフィン上に残ったCF3(CF2)7-(CH2)2-SiCl3を急速に加水分解し、空気中の水分と-SiCl3基とを脱塩酸反応させて微結晶ポリマー12をフィン11の上に形成させる。1〜40μmの範囲の表面荒さ(凸凹)で、水に対する接触角が約171 ゚の被膜を形成できる。

請求項（抜粋）：

基板表面にフッ化炭素基を含むポリマーで形成された薄膜であって、前記薄膜は微結晶ポリマーを含む表面が凸凹な薄膜であり、かつ前記薄膜を構成する分子の一部は基板表面と共有結合していることを特徴とする撥水性被膜。

IPC (7件)：

B05D 7/24 302 ,  B05D 7/24 ,  B05D 5/00 ,  B05D 7/14 ,  C09D183/04 PMS ,  C09D185/00 PMW ,  C09D201/00 PDC

FI (7件)：

B05D 7/24 302 L ,  B05D 7/24 302 Y ,  B05D 5/00 F ,  B05D 7/14 C ,  C09D183/04 PMS ,  C09D185/00 PMW ,  C09D201/00 PDC