特許
J-GLOBAL ID:200903005781458926

冷間工具鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須賀 総夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-313375
公開番号(公開出願番号):特開2001-131634
出願日: 1999年11月04日
公開日(公表日): 2001年05月15日
要約:
【要約】【課題】 冷間工具鋼の硬さを維持したまま、鋼に含まれている残留オーステナイトを安定させて、マルテンサイトへの変態の進行に伴う寸法・形状の経年変化を解消するとともに、靭性とくに破壊靭性値を高め、高速の負荷がかかったときの割れに対する感受性が改善された冷間工具鋼を提供すること。【解決手段】 重量でC:0.4〜2.0%、Si:2.0%以下、Mn:2.0%以下、V:3.0%以下およびCr:4.0〜20.0%に加えて、Mo:5.0%以下、W:3.0%以下、Nb:3.0%以下、Ni:3.0%以下およびCo:5.0%以下の1種または2種以上を含有し、残部がFeおよび不可避の不純物からなる合金組成の冷間工具鋼を材料とし、これを焼入れ処理して、3〜50体積%の残留オーステナイトが存在する組織とした後、450〜600°Cの温度に加熱する焼戻し処理を少なくとも1回行なって、前記残留オーステナイトのうち30〜90%を分解させ、ついで150〜500°Cの範囲であって前記焼戻し処理の温度より少なくとも20度低い温度に加熱する安定化処理を行なう。
請求項(抜粋):
冷間工具鋼を焼入れ処理して、3〜50体積%の残留オーステナイトが存在する組織とした後、450〜600°Cの温度に加熱する焼戻し処理を少なくとも1回行なって、前記残留オーステナイトのうち30〜90%を分解させ、ついで150〜500°Cの範囲であって前記焼戻し処理の温度より少なくとも20度低い温度に加熱する安定化処理を行なうことからなる残留オーステナイトを安定化した冷間工具鋼の製造方法。
IPC (5件):
C21D 6/00 ,  C21D 1/18 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/58
FI (5件):
C21D 6/00 L ,  C21D 1/18 P ,  C22C 38/00 301 H ,  C22C 38/00 302 E ,  C22C 38/58
引用特許:
審査官引用 (1件)
引用文献:
審査官引用 (1件)
  • 特殊鋼の使い方Q&A, 19950301, p.12-13

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