特許
J-GLOBAL ID:200903005926898121

液体ポンプ機構による速度変換・動力伝達装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 昌久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-134528
公開番号(公開出願番号):特開平10-311282
出願日: 1997年05月09日
公開日(公表日): 1998年11月24日
要約:
【要約】【課題】 入力/出力軸間の回転速度比及び軸動力比を自在に、かつ広範囲に調整できる機能を有し、また、従来のトロコイド歯形を備えた動力伝達装置に較べて大動力かつ高速回転の動力を伝達可能で加工が簡単な液体ポンプを備えた速度変換・動力伝達装置を得る。【解決手段】 静止したハウジング内に回転可能に収納され内歯歯形を有するアウタロータと、前記ハウジングに回転可能に軸支され、回転軸心に対して一定量偏心された偏心カムを有するカム軸と、該アウタロータの内歯歯形の一部に噛み合う外歯歯形を有するとともに、内周が前記偏心カムに嵌合されて前記カム軸の回転により自転及び公転せしめられるインナロータと、前記アウタロータ及びインナロータの噛み合いの無い部分に三日月状のスペーサで満され、吐出部と吸入部とがこれにより仕切られ、吸入口より吐出口へ作動液を送出するようにした特殊な液体ポンプ機構を開発して装備し、該装置の前記流体室内の圧力を制御して従動軸の回転速度、軸動力を可変とする。
請求項(抜粋):
静止したハウジングの軸心部で回転可能な回転軸に結合した連結円盤を底としてこれに一体化された内接歯形を有し、前記ハウジング内で回転するアウタロータと、前記軸心で回転し前記アウタロータの回転軸と異にするカム軸の偏心カム部で軸支され、アウタロータに内接して噛み合い自転、公転の行なわれるインナーロタと、前記両ロータの噛み合いのない空間を満し、吸入部と吐出部とを仕切る三日月状のスペーサは吐出ポート又は吸入ポートの設けられる円盤と一体化してカム軸と共に回転し、ハウジング内周、またはポートのある円盤側の前記円盤に対応する位置に円環状の溝を構成し、ハウジングにはこれらに連通する吐出口、吸入口の備えた液体ポンプ構造において、吸入口より吐出口へ吐出される作動液体への圧力又は流量制御でアウタロータ側の回転軸とインナーロータ側のカム軸相互間で軸動力の伝達を行なわせ、その相対速度を変換させるように構成したことを特徴とする液体ポンプ機構による速度変換・動力伝達装置。
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • 特開平2-093125
  • 特公昭37-003766
  • 特開平2-093125
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