特許
J-GLOBAL ID:200903006219193576

双挟み台倍力万力

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-122020
公開番号(公開出願番号):特開2000-308972
出願日: 1999年04月28日
公開日(公表日): 2000年11月07日
要約:
【要約】【課題】 二つの工作物を同時に挟んで固定することができ、増量倍力による挟み効果および自動センタリングの機能を有する双挟み台倍力万力を提供する。【解決手段】 万力本体1、左ねじ桿2、右ねじ桿3、釣合装置、伝動機構、押し桿組および倍力機構を備える。万力本体1には固定顎12、左可動顎13および右可動顎14が設けられ、左可動顎13、右可動顎14の底部には左ねじ桿2、右ねじ桿3がそれぞれねじ付けられる。ハンドル8が伝動機構を駆動すると、左ねじ桿2、右ねじ桿3は左可動顎13、右可動顎14を固定顎12の方へ動かして工作物に当たらせ、さらにハンドル8に力を施すと伝動機構の子ねじ桿62は沈下し、倍力機構は押されて左ねじ桿2、右ねじ桿3を引き、左可動顎13、右可動顎14は工作物を挟み付ける。固定顎12を取り外せば、左可動顎13、右可動顎14は同調して対応方向に移動し、自動センタリングの機能を有する。
請求項(抜粋):
万力本体と、左ねじ桿と、右ねじ桿と、伝動機構と、押し桿組と、倍力機構と、ハンドルとを備え、前記万力本体は、中段に固定顎が設けられて両側に左可動顎および右可動顎がそれぞれ設けられるスライドレールを有し、前端に歯車箱が連結され、前記左可動顎および前記右可動顎はねじ孔が形成された複鉤をそれぞれ底部に有し、前記左ねじ桿は、小桿径およびねじ桿を有し、その小桿径の前端は露出して前記歯車箱の内部に伸入して筒状の滑り套と連結し、その滑り套の外壁には滑りキーが設けられ、前記ねじ桿は前記左可動顎の複鉤のねじ孔にねじ付けられ、前記右ねじ桿は、前記小桿径が通される軸方向通孔を有するねじ桿であって、前記右可動顎の複鉤のねじ孔に通され、前段の外壁に滑りキーが設けられ、前記伝動機構は、能動傘形歯車、左傘形歯車、右傘形歯車および押し引きつまみを有し、前記押し桿組は、套筒、子ねじ桿、上クラッチ環、下クラッチ環およびばねを有し、前記倍力機構は、前記押し桿組の下側に設けられ、ともに矩形の塊状を呈する押し塊および左、右滑り塊を有し、その押し塊の中央に長溝孔が形成され、前記左、右滑り塊の中央にはそれぞれ孔が形成され、前記長溝孔および前記孔の両側辺にはそれぞれ切溝が形成され、前記左滑り塊、前記押し塊および前記右滑り塊は前記長溝孔および前記孔によって前記小桿径に順番に通され、前記押し塊は前記子ねじ桿の下側に位置し、前記左滑り塊は前記滑り套の内端部に当たり、両側端がそれぞれ前記切溝を跨ぐように枢設される複数の連桿によって前記押し塊および左、右滑り塊は互いに枢接連結され、前記ハンドルが回転すると前記押し桿組によって前記伝動機構は作動し、前記左可動顎および前記右可動顎は同時に前記固定顎の方向へ移動して工作物に当付けられ、挟み具合が一定の緊密度に達すると前記能動傘形歯車、左傘形歯車および右傘形歯車は回転できなくなり、前記子ねじ桿はただちにねじの回転によって下へ滑り移り、前記押し塊は下へ押付けられ、前記連桿は前記左滑り塊及び右滑り塊を押し当てて前記滑り套を押し当て、前記左ねじ桿および前記右ねじ桿は前記押し桿組のねじによって下へ押付けられ、さらに前記倍力機構で発生する増量倍力の移動力によって前記左可動顎および前記右可動顎は倍力で工作物を挟み付けることを特徴とする双挟み台倍力万力。
Fターム (4件):
3C020BB03 ,  3C020CC03 ,  3C020CC06 ,  3C020CC10
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • 特公平6-024708
  • 特公平6-004226
  • 特公平4-008187
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