特許
J-GLOBAL ID:200903006613107677

鋼管柱の補強方法および補強材配置用補助具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 三好 秀和 ,  伊藤 正和 ,  高橋 俊一 ,  高松 俊雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-401952
公開番号(公開出願番号):特開2005-163336
出願日: 2003年12月01日
公開日(公表日): 2005年06月23日
要約:
【課題】既設の鋼管柱の強度を容易にかつ経済的に増加させる鋼管柱の補強方法および補強材配置用補助具を提供する。【解決手段】補強する鋼管柱の側面の二つの領域に形成した開口部のうち鉛直方向下側に位置する開口部から挿入し、この挿入した複数の棒状部材の各々を貫通する複数の貫通部を備えると共に、この貫通部のなす貫通面とは垂直な方向に伸縮自在な複数のロッドが設けられて成る補強材配置用補助具を、それら複数のロッドが縮んだ状態で前記中空部に挿入し、前記複数の棒状部材の各々の上端に締結されるワイヤを貫通して前記複数の棒状部材を懸吊する補強材懸吊用治具を用いて前記複数の棒状部材を中空部内で懸吊し、前記補強材配置用補助具に設けられる複数のロッドの各先端が鋼管柱内壁面に当接するまで伸長して位置を固定する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
既設の鋼管柱の側面の少なくとも鉛直方向の位置が異なる二つの領域に第1および第2の開口部を形成する工程と、 この工程で形成した二つの開口部のうち鉛直方向下側に位置する第1の開口部から、補強材としての複数の棒状部材の各々について、各棒状部材の上端となる端部を中空部上方へ向けてそれぞれ挿入し、この挿入した端部を鉛直方向上側に位置する前記第2の開口部から外部へ抜き出して前記棒状部材の他端部が中空部に入るまで引き上げ、その後前記第2の開口部から外部に抜き出していた端部を再度中空部内に戻すことにより、前記複数の棒状部材を中空部へ挿入する工程と、 この工程で挿入した複数の棒状部材の各々を貫通する複数の貫通部を備えると共に、この貫通部のなす貫通面とは垂直な方向に伸縮自在な複数のロッドが設けられて成る補強材配置用補助具を、前記複数のロッド先端を通過する円の径が最小の状態で前記中空部に挿入し、前記複数の貫通部の各々に前記複数の棒状部材を貫通させる工程と、 前記複数の棒状部材の各々の上端に締結されるワイヤを貫通して前記複数の棒状部材を懸吊する補強材懸吊用治具を用いて前記複数の棒状部材を中空部内で懸吊する工程と、 前記補強材配置用補助具に設けられる複数のロッドの各先端が鋼管柱内壁面に当接するまで前記複数のロッドを伸長する工程と、 固化した後も収縮しない無収縮モルタルを前記中空部内の前記第2の開口部下端付近に達するまで注入する工程と、 前記第1および第2の開口部付近の外周に、略鉛直または略水平方向に所定の耐力を有する複数のアラミド繊維シートを貼付する工程と、 この工程で貼付したアラミド繊維シートの外周に鉄板またはフッ素塗料から成る防護部を設ける工程と を有することを特徴とする鋼管柱の補強方法。
IPC (2件):
E04H12/08 ,  E04G23/02
FI (2件):
E04H12/08 ,  E04G23/02 F
Fターム (3件):
2E176AA11 ,  2E176BB28 ,  2E176BB29
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (5件)
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