特許
J-GLOBAL ID:200903006657771485

車両用軸受装置のシール構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 和秀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-239302
公開番号(公開出願番号):特開2003-049853
出願日: 2001年08月07日
公開日(公表日): 2003年02月21日
要約:
【要約】【課題】 等速ジョイントの椀形外輪部材に軸心方向と直角な径方向の被接触面を形成してリップ部が接触するようにしたものでは、椀形外輪部材に軸心方向と直角な径方向の被接触面を確保しなければならない分だけ椀形外輪部材の径が大きくなっていた。【解決手段】 等速ジョイント6における椀形外輪部材7の、径方向面38を形成した部分の外径を可及的に小径に形成し、シール構造12に、径方向面38に接触する接触環部41を有した金環42を設け、この金環42の接触環部41にアキシャルリップ部16を接触させたことにより、アキシャルリップ部16の摺動面を確保した上で椀形外輪部材7の重量を増加させることなしに、リップ部を椀形外輪部材7の湾曲面に接触するように構成した従来のシール構造に比べて、シール性を向上させることができる。
請求項(抜粋):
車体に非回転に取付けられて内周面に複列の軌道を有する筒状外輪部材と、この筒状外輪部材の一方の軌道に対応する軌道を外周面に有して車輪を取付けるためのハブホイールと、このハブホイールに回転一体に取付けられるとともに前記筒状外輪部材の他方の軌道に対応する軌道を外周面に有した等速ジョイントの椀形外輪部材と、前記筒状外輪部材とハブホイール、筒状外輪部材と椀形外輪部材の各対応する軌道間に配置される複列の転動体とを備えた車両用軸受装置のシール構造であって、前記筒状外輪部材の他方側内周端面に嵌着される芯金と、この芯金に取付けられる弾性シール体と、前記椀形外輪部材における他方軌道面近傍に嵌着されるとともに弾性シール体が接触される環体とを有し、この環体は、前記筒状外輪部材よりも小径に形成されるとともに、前記筒状外輪部材に対して軸心方向内方位置で椀形外輪部材の外周部に形成した、前記筒状外輪部材の外径よりも小径な小径部から径方向外向きに突出する突出部を有し、前記弾性シール体に、環体の突出部に軸心方向から接触するリップ部が形成された、ことを特徴とする車両用軸受装置のシール構造。
Fターム (3件):
3J016AA02 ,  3J016BB03 ,  3J016CA02
引用特許:
審査官引用 (2件)

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