特許
J-GLOBAL ID:200903006690574342

固体燃料のガス化方法及び該方法を用いたガス化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長門 侃二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-195945
公開番号(公開出願番号):特開2007-016061
出願日: 2005年07月05日
公開日(公表日): 2007年01月25日
要約:
【課題】 ケミカルによってガス中のCO2を吸収してガス化反応を促進する作用と当該ガス化反応により生成されたガス化ガス中のタールを改質する触媒作用との両立を図り、高いガス化効率且つクリーンな合成ガスの生産を実現可能な固体燃料のガス化方法及び該方法を用いたガス化装置を提供する。【解決手段】 ガス化の過程を熱分解とガス化を行うガス化炉(10)(熱分解ガス化フェーズ、第一工程)、チャーを燃焼させ焼成した活性ケミカルを得る燃焼炉(20)(チャー燃焼フェーズ、第二工程)及びガス化ガスを精製するガス精製炉(30)(ガス化ガス精製フェーズ、第三工程)の3つの過程(フェーズ)に分け、流動熱媒体やケミカルによる熱伝達により、また該ケミカルが各フェーズで行う化学反応の調和により、独立にして、ガス化炉(10)をCO2の吸収ができるガス化に必要な低中温(773〜1073K)に制御し、ガス精製炉(30)をガス精製に必要な高温(1073K以上)に制御する。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
固体燃料とガス化剤とを熱分解ガス化フェーズ反応器に供給し、該熱分解ガス化フェーズ反応器内において、熱媒体との接触により前記固体燃料を熱分解して生成したチャーを前記ガス化剤によりガス化し、該熱分解とガス化により生成されるガス化ガス中のCO2を所定該フェーズの反応温度下で活性ケミカルにより吸収する第一工程と、 前記熱分解ガス化フェーズ反応器内でガス化し切れず残留したチャー、前記固体燃料の熱分解とガス化に寄与して低温化した熱媒体、前記CO2と反応して低活性化した低活性ケミカル及び新添加の未活性ケミカルをチャー燃焼フェーズ反応器に供給し、該チャー燃焼フェーズ反応器内において、酸化剤により前記チャーを燃焼させ、該燃焼熱で前記低温化した熱媒体を加熱するとともに、前記低活性ケミカルを焼成して再活性化し且つ前記未活性ケミカルを焼成して活性化する第二工程と、 前記チャー燃焼フェーズ反応器内で加熱された熱媒体と活性化した活性ケミカルとともに前記熱分解ガス化フェーズ反応器から前記ガス化ガスをガス化ガス精製フェーズ反応器に供給し、該ガス化ガス精製フェーズ反応器内において、前記活性ケミカルを触媒として機能させて前記ガス化ガス中のタールを所定該フェーズの反応温度下で改質するとともに前記ガス化ガス中のH2S、HClを吸収して前記ガス化ガスを精製し、該ガス化ガスの精製に主に触媒として寄与した活性ケミカルを熱媒体とともに前記熱分解ガス化フェーズ反応器に循環させる第三工程と、 からなることを特徴とする固体燃料のガス化方法。
IPC (6件):
C10J 3/00 ,  B01J 20/04 ,  C10J 3/46 ,  C10J 3/48 ,  C10K 1/26 ,  C10K 1/30
FI (8件):
C10J3/00 K ,  B01J20/04 A ,  C10J3/46 J ,  C10J3/46 K ,  C10J3/46 L ,  C10J3/48 ,  C10K1/26 ,  C10K1/30
Fターム (17件):
4G066AA17A ,  4G066AA17B ,  4G066AA43A ,  4G066CA35 ,  4G066DA04 ,  4G066GA01 ,  4H060AA01 ,  4H060AA02 ,  4H060BB03 ,  4H060BB05 ,  4H060BB22 ,  4H060DD02 ,  4H060DD12 ,  4H060DD13 ,  4H060DD23 ,  4H060FF03 ,  4H060FF13
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • US4231760号公報
  • 水の熱化学的分解による水素の製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-222185   出願人:財団法人石炭利用総合センター, 独立行政法人産業技術総合研究所
  • US4568362号公報
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