特許
J-GLOBAL ID:200903007143937143
遅延量推定型MLSE等化装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
服部 毅巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-151903
公開番号(公開出願番号):特開平8-018492
出願日: 1994年07月04日
公開日(公表日): 1996年01月19日
要約:
【要約】【目的】 遅延量の変動する遅延波による符号間干渉を除去する遅延量推定型MLSE等化装置に関し、等化能力を向上させることを目的とする。【構成】 適応フィルタ1のタップ係数をタップ係数決定手段3で決定されたタップ係数に設定した後、既知・誤りデータ入力手段4が、遅延回路1aの遅延量を可変し、その各遅延量毎に、既知データおよび既知データと異なる誤りデータを、適応フィルタ1に入力するようにする。そして、差検出手段5が、既知・誤りデータ入力手段4による入力の結果、適応フィルタ1から出力された既知データに対応するデータと、伝搬路2を経た既知データとの第1の差、および適応フィルタ1から出力された誤りデータに対応するデータと、伝搬路2を経た既知データとの第2の差を求める。これらの差検出手段5で求めた各遅延量毎の第1の差および第2の差に基づき、遅延量決定手段6は、伝搬路2の遅延量に最も近似する遅延回路1aの遅延量を決定する。
請求項(抜粋):
遅延量の変動する遅延波による符号間干渉を除去する遅延量推定型MLSE等化装置において、少なくとも、遅延量が可変な1つの遅延回路(1a)および2つの乗算器(1b,1c)からなる適応フィルタ(1)と、等化前のトレーニング時に、既知データを前記適応フィルタ(1)に入力し、その結果、前記適応フィルタ(1)から出力されたデータと、伝搬路(2)を経た前記既知データとの差が最小となるように前記適応フィルタ(1)のタップ係数を決定するタップ係数決定手段(3)と、前記適応フィルタ(1)のタップ係数を前記タップ係数決定手段(3)で決定されたタップ係数に設定した後、前記遅延回路(1a)の遅延量を可変し、各遅延量毎に、前記既知データおよび前記既知データと異なる誤りデータを、前記適応フィルタ(1)に入力する既知・誤りデータ入力手段(4)と、前記既知・誤りデータ入力手段(4)による入力の結果、前記適応フィルタ(1)から出力された前記既知データに対応するデータと、前記伝搬路(2)を経た前記既知データとの第1の差、および前記適応フィルタ(1)から出力された前記誤りデータに対応するデータと、前記伝搬路(2)を経た前記既知データとの第2の差を求める差検出手段(5)と、前記差検出手段(5)で求めた各遅延量毎の前記第1の差および前記第2の差に基づき、前記伝搬路(2)の遅延量に最も近似する前記遅延回路(1a)の遅延量を決定する遅延量決定手段(6)と、を有することを特徴とする遅延量推定型MLSE等化装置。
IPC (4件):
H04B 7/005
, H03H 17/00
, H03H 17/02
, H03H 21/00
引用特許: