特許
J-GLOBAL ID:200903007453277801

流体動圧軸受装置の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-198893
公開番号(公開出願番号):特開2006-022831
出願日: 2004年07月06日
公開日(公表日): 2006年01月26日
要約:
【課題】比較的安価な構造の流体動圧軸受の、軸方向遊び高さを高精度に管理することが可能な製造方法を提供する。【解決手段】回転部2のスラスト面23に固定部3のハウジング端面34を当接させ、抜け止め機能を有するリング部材25をハブの円筒周壁24の内周面24aに内嵌し、ハウジング突出部33の係合段部35に当接させる。次いでハウジング32を冶具8で保持させ、遊び高さ分だけ軸方向に移動させる。これによってリング部材25も遊び高さ分だけ軸方向に移動される。冶具8を遊び高さで固定したまま、リング部材25を仮固定し、遊び高さを制度よく管理した状態で抜け止めを配置することができる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
ハブ部と一体に構成される流体動圧軸受装置を製造する方法であって、 該流体動圧軸受装置は、 第一の中空円筒部を有し、その外周面に軸受の半径方向外方に突出した突出部、を有する固定部と、 該第一の中空円筒部の内側に挿入され、ラジアル軸受機構を介して回転自在に支持されるシャフト、及び、該シャフトの一端部から半径方向外方に向けて広がるスラスト軸受面を有するハブ部、及び、前記第一の中空円筒部を半径方向外方側で取り囲み、その軸方向一端側において前記ハブ部に接続して一体となる第二の中空円筒部と、からなる回転部と、 該第二の中空円筒部内周面に固定されるリング部材と、 前記固定部と前記回転部の間に形成された間隙の少なくとも一部に介在するオイルと、からなり、 前記第一の中空円筒部の軸方向一端面は、前記ハブ部のスラスト軸受面に微少間隙を介して対向し、該微小間隙には前記オイルが保持されてスラスト動圧軸受を構成し、 前記突出部は前記リング部材に対して軸方向一端寄りに位置し、かつ、突出部の外周端縁は前記リング部材の内周縁よりも半径方向外方に達しており、互いに係合する事で前記シャフトの抜け止めを構成する、ものであり、 該流体動圧軸受装置を製造するに際して、 前記シャフトを前記第一の中空円筒部に挿入し、該第一の中空円筒部の前記一端面を前記ハブ部のスラスト軸受面に接触させ、前記回転部が前記固定部に対して、相対的にその位置以上に軸方向一端側に向かって移動できない状態とする、第一の工程と、 第一の工程で得られた状態を保ったまま、前記リング部材を前記第二の中空円筒部内周面に内嵌し、軸方向一端側に向かって移動させ、前記突出部に当接させてそれ以上軸方向一端側に向かって移動できない状態とする、第二の工程と、 前記リング部材を前記突出部に当接させたまま、前記回転部を軸受装置の軸方向遊び量だけ相対的に他端側に移動させる、第三の工程と、 第三の工程で得られた位置関係を維持したまま、前記リング部材を前記回転部に固定する第四の工程と、 をこの前後関係に従って実行する、 事を特徴とする、流体動圧軸受装置の製造方法。
IPC (3件):
F16C 17/10 ,  F16C 33/14 ,  F16C 43/02
FI (3件):
F16C17/10 A ,  F16C33/14 Z ,  F16C43/02
Fターム (11件):
3J011AA04 ,  3J011BA04 ,  3J011CA01 ,  3J011DA01 ,  3J011DA02 ,  3J011KA02 ,  3J011KA03 ,  3J017AA01 ,  3J017DA01 ,  3J017DB09 ,  3J017HA04
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • スピンドルモータ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-114961   出願人:日本電産株式会社

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