特許
J-GLOBAL ID:200903007576705794

誘導飛しょう体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-065431
公開番号(公開出願番号):特開平11-257897
出願日: 1998年03月16日
公開日(公表日): 1999年09月24日
要約:
【要約】【課題】 誘導飛しょう体の弾頭の起爆において、レーダ受信波を目標の近傍まで継続的に受信しなくても弾頭への起爆信号を出力できる方式を得る。【解決手段】 目標の距離と飛しょう体から見た目標の方向を測定し、目標の飛しょう経路を推定するとともに、一方で、誘導飛しょう体に搭載した慣性装置の慣性情報により飛しょう経路を算出し、両方の飛しょう経路から最接近時刻とその時の距離を推定する。さらに、あらかじめ記憶しておいた弾頭の有効威力範囲と前記最接近時の距離とを比較し、最接近時の距離が有効威力範囲内であれば、別途、あらかじめ記憶しておいた弾片の飛散速度をもとに最適起爆タイミングを算出し弾頭を起爆させる。
請求項(抜粋):
目標物体の方向にレーダ送信波を送信し反射波を受信するレーダアンテナと、高周波電力を送受切換器を介して前記レーダアンテナに供給するレーダ送信機と、前記レーダアンテナで受信し送受切換器を経由した受信信号を増幅するレーダ受信機と、このレーダ受信機の受信信号を受けて目標に対するレーダアンテナの角度誤差を検出する角度誤差検出回路と、この角度誤差検出回路の出力信号により前記レーダアンテナを目標物体の方向に角度追尾させるアンテナ駆動装置と、誘導飛しょう体の加速度及び角速度を計測し姿勢、速度、及び位置を算出する慣性装置と、この慣性装置の算出した姿勢、速度、及び位置を記憶する慣性情報記憶回路と、前記角度誤差検出回路の出力信号と前記慣性装置からの慣性情報から操舵指令を計算するオートパイロットと、このオートパイロットからの操舵指令に基づき翼を制御する操舵装置と、この操舵装置に機械的に結合され可動する翼と、目標が弾頭の有効威力範囲内に接近したときに起爆信号を発生させる起爆信号発生回路と、この起爆信号発生回路から出力した起爆信号に基づき起爆する弾頭から構成される誘導飛しょう体において、前記レーダ送信機の送信波を送信した時刻と前記受信機が受信信号を受信した時刻との差及びその時刻の差の間に誘導飛しょう体が移動した距離に基づき目標までの距離を算出する距離検出回路と、この距離検出回路から得られる目標までの距離を記憶する距離記憶回路と、前記アンテナ駆動装置から得られるアンテナ角度信号を記憶するアンテナ首振り角記憶回路と、このアンテナ首振り角記憶回路で記憶したアンテナ首振り角と前記目標までの距離及び前記慣性装置から得られる誘導飛しょう体の位置情報をもとに目標の現在位置を算出する目標位置算出回路と、前記目標位置を記憶する目標位置記憶回路とこの目標位置記憶回路中の目標位置の時系列情報に基づき目標の飛しょう経路を推定する目標飛しょう経路算出回路と、この目標飛しょう経路算出回路で推定した目標の飛しょう経路と前記誘導飛しょう体の位置情報と前記飛しょう体の速度及び前記飛しょう体の姿勢に基づき目標と誘導飛しょう体との最接近時刻及び目標と誘導飛しょう体との最接近時の距離を推定する最接近推定回路と、この最接近推定回路で推定した最接近時の距離が弾頭の有効威力範囲内であるかどうかを判断する起爆判定回路と、この起爆判定回路での判断の結果が有効範囲内であれば前記最接近時刻と前記最接近時の距離と前記弾頭の弾片の飛散速度から弾頭の最適起爆タイミングを計算し前記最適起爆タイミングで弾頭を起爆させる信号を出力する起爆タイミング計算回路とを有する誘導飛しょう体。
IPC (3件):
F42B 15/01 ,  F42C 13/04 ,  G05D 1/12
FI (4件):
F42B 15/01 ,  F42C 13/04 ,  G05D 1/12 D ,  G05D 1/12 H
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 誘導飛しょう体
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-233323   出願人:防衛庁技術研究本部長, 三菱電機株式会社
  • 飛翔体の弾頭起爆制御方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-328026   出願人:三菱電機株式会社

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