特許
J-GLOBAL ID:200903008159875357

歯車変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷 照一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-183519
公開番号(公開出願番号):特開2009-019718
出願日: 2007年07月12日
公開日(公表日): 2009年01月29日
要約:
【課題】シンクロナイザリングを使用した同期機構において、2段入り感によるシフトフィーリングの低下をなくす。【解決手段】歯車変速機は、クラッチハブ2と、その一側に回転自在に支持された変速歯車3,4と、この両者の間に回転自在に設けられたシンクロナイザリング7,8と、クラッチハブに軸線方向摺動自在にスプライン係合されてシンクロナイザリングおよび変速歯車とスプライン係合可能なスリーブ9を有している。スリーブの内周面に軸線方向に形成されて深さが次第に増大する傾斜部26a,27aを有する凹溝26,27と、クラッチハブ2の外周面に開口される案内孔22に案内保持され半径方向外向きに弾性的に付勢されて凹溝に係合される作動子23を有し、スリーブが変速歯車とスプライン係合される際に、傾斜部に押圧される作動子によりスリーブを変速歯車側に引き寄せる引き込み機構20を備えている。【選択図】図2
請求項(抜粋):
変速軸と一体的に回転されるクラッチハブと、このクラッチハブの一側となる前記変速軸に回転自在に支持され前記クラッチハブ側に円錐面が同軸的かつ一体的に形成された変速歯車と、この変速歯車と前記クラッチハブの間に回転自在かつ多少距離軸線方向移動可能に支持され前記円錐面と対向する内周に円錐穴が形成されたシンクロナイザリングと、前記クラッチハブの外周に形成された外歯スプラインと軸線方向摺動可能に係合される内歯スプラインが内周に形成されるとともにシフトフォークにより中立位置と作動位置の間で軸線方向にストロークされるスリーブを備えてなり、前記中立位置から作動位置に向かう前記スリーブの軸線方向移動により、その内歯スプラインはその先端のチャンファ部が先ず前記シンクロナイザリングの外周部に形成した外歯スプラインの先端のチャンファ部に当接され、前記シンクロナイザリングを軸線方向に移動させて前記円錐穴を前記円錐面に摩擦係合させるとともに前記スリーブの内歯スプラインを前記シンクロナイザリングの外歯スプラインに係合させて前記変速歯車の回転と前記クラッチハブの回転とを同期させ、次いで前記内歯スプラインはその先端のチャンファ部が前記変速歯車に一体的に形成した外歯スプラインの先端のチャンファ部に当接され、前記スリーブの内歯スプラインが前記前記変速歯車の外歯スプラインに係合されることにより前記スリーブを介して前記クラッチハブと前記変速歯車の間で走行に必要な回転力を伝達するようにした歯車変速機において、 前記クラッチハブに形成されてその外周面に開口される案内孔と、この案内孔に案内保持されて半径方向外向きに弾性的に付勢された作動子と、前記スリーブの軸線方向のストロークに伴う同スリーブの内周面に対する前記案内孔の開口部の移動軌跡に沿って形成されて前記作動子が係合される凹溝からなる引き込み機構を備え、前記凹溝は前記中立位置における前記案内孔の開口部の位置から離れた位置から次第に深さが増大する傾斜部を有し、この傾斜部は前記スリーブの内歯スプラインの先端のチャンファ部と前記変速歯車の外歯スプラインの先端のチャンファ部が当接を開始する際の前記スリーブの内周面に対する前記案内孔の開口部の位置付近またはそれよりも前記中立位置における前記案内孔の開口部の位置側に寄った位置から形成されていることを特徴とする歯車変速機。
IPC (1件):
F16D 23/06
FI (1件):
F16D23/06 B
Fターム (9件):
3J056AA14 ,  3J056AA63 ,  3J056BA04 ,  3J056BB15 ,  3J056BB36 ,  3J056CC03 ,  3J056CC37 ,  3J056GA05 ,  3J056GA12
引用特許:
出願人引用 (1件)

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