特許
J-GLOBAL ID:200903008331743204

有機電界発光素子

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-358842
公開番号(公開出願番号):特開2004-165154
出願日: 2003年10月20日
公開日(公表日): 2004年06月10日
要約:
【課題】効率的な発光が可能であり、かつ低い駆動電圧でも作動可能な高色純度の有機電界発光素子を提供すること。 【解決手段】基板上に少なくとも、発光の取り出しが可能な第一電極と、正孔輸送層と発光層を含む薄膜層と、第二電極とが順次積層されて形成された有機電界発光素子において、発光層から発光される発光スペクトルの半値幅が50nm以下であって、発光の最大ピーク波長をλとした時、下式(1)で示される波長λにおける第二電極反射時の位相のずれθ(λ)が下式(2)の範囲とし、かつ発光層の第一電極側界面から第二電極までの波長λにおける光学距離d(λ)と下式(3)で示される値D(λ)との関係を下式(4)の範囲とする。 θ(λ)=Arg(r(λ)) (1) 2π/9≦θ(λ)≦15π/18 (2) D(λ)=θ(λ)×λ/4π (3) 0.73D(λ)≦d(λ)≦1.15D(λ) (4)【選択図】 なし
請求項(抜粋):
基板上に少なくとも、発光の取り出しが可能な第一電極と、正孔輸送層と発光層を含む薄膜層と、第二電極とが順次積層されて形成された有機電界発光素子において、発光層から発光される発光スペクトルの半値幅が50nm以下であって、発光の最大ピーク波長をλとした時、下式(1)で示される波長λにおける第二電極反射時の位相のずれθ(λ)が下式(2)の範囲にあり、かつ発光層の第一電極側界面から第二電極までの波長λにおける光学距離d(λ)と下式(3)で示される値D(λ)とが下式(4)の関係にあることを特徴とする有機電界発光素子。 θ(λ)=Arg(r(λ)) (1) 2π/9≦θ(λ)≦15π/18 (2) D(λ)=θ(λ)×λ/4π (3) 0.73D(λ)≦d(λ)≦1.15D(λ) (4) (ここで、Arg(r(λ))は複素数r(λ)の偏角を示す。ただし偏角は0以上2π未満の値で定義されるものとする。なお、r(λ)は下式(5)で示される値である。) r(λ)=(N0(λ)-N1(λ))/(N0(λ)+N1(λ)) (5) N0(λ)=n0(λ)-i・k0(λ) N1(λ)=n1(λ)-i・k1(λ) (ここで、n0(λ)及びk0(λ)はそれぞれ第二電極に隣接する層の波長λにおける屈折率及び消衰係数であり、n1(λ)及びk1(λ)はそれぞれ第二電極の波長λにおける屈折率及び消衰係数であり、iは虚数単位である。)
IPC (3件):
H05B33/26 ,  H05B33/14 ,  H05B33/24
FI (3件):
H05B33/26 Z ,  H05B33/14 A ,  H05B33/24
Fターム (5件):
3K007AB03 ,  3K007AB04 ,  3K007AB06 ,  3K007DB03 ,  3K007FA01
引用特許:
出願人引用 (1件)

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