特許
J-GLOBAL ID:200903009443430744

無段変速機用変速比制御装置の初期化装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-321245
公開番号(公開出願番号):特開平9-144861
出願日: 1995年11月16日
公開日(公表日): 1997年06月03日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 停車から発進が非常に短時間で行われた場合であっても、燃費を大幅に改善することができ、しかも乗りごごちが非常に良好になる無段変速機用変速比制御装置の初期化装置を提供する。【解決手段】 車速信号から車両の停止状態を判断する車両停止状態判断部と、変速比信号を入力しプーリ間隔移動指令値演算部の定常的非線形性を補正する方法により実プーリ間隔移動量を算出する実プーリ間隔移動量演算部と、該実プーリ間隔移動量とプーリ間隔移動量指令値との偏差を求めることにより脱調量を算出する脱調量算出部と、上記実プーリ間隔移動量と脱調量に基づき初期化の際の移動量を算出する初期化移動量算出手段と、変速可変機構部の初期化を行う変速可変機構部初期化手段と、該変速可変機構部初期化手段が初期化終了したとき上記指令値を初期化するプーリ間隔移動指令値初期化手段と、からなる初期化装置を付設した。
請求項(抜粋):
エンジン側の主軸回転を伝達するプライマリ回転体と、該プライマリ回転体に機械的に接続され車輪側の副軸回転を伝達するセカンダリ回転体と、両回転体の減速比を連続的に可変できる変速比可変機構を有する無段変速機と、該プライマリ回転体の回転速度を検出するプライマリ回転速度検出手段と、該セカンダリ回転体の回転速度を検出するセカンダリ回転速度検出手段と、車両の走行速度を検出する車速検出手段と、エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段と、該変速比可変機構を制御する変速比制御装置と、を有する無段変速機の変速比制御装置を、プライマリ回転速度信号とセカンダリ回転速度信号から変速比を演算する変速比演算部と、車速信号とエンジン回転速度信号及び変速比信号から目標変速比を演算する目標変速比演算部と、変速比信号から変速比点毎に変化する無段変速機の動特性に関する定数を推定し該推定定数を用いて目標とする動特性を得るための変速比制御定数を算出する変速比制御定数演算部と、目標変速比信号と変速比信号及び変速比制御定数から変速比指令値を演算する変速比指令値演算部と、変速比指令値を入力しプーリ間隔移動量と変速比の定常的非線形性を補正してプーリ間隔移動指令値を算出するプーリ間隔移動指令値演算部と、このプーリ間隔移動指令値に従い上記変速比可変機構の変速に関する部位を制御する変速比可変機構制御部と、を有して構成し、該変速比制御装置には、上記車速信号から車両の停止状態を判断する車両停止状態判断部と、変速比信号を入力し上記プーリ間隔移動指令値演算部の定常的非線形性を補正する方法により実プーリ間隔移動量を算出する実プーリ間隔移動量演算部と、該実プーリ間隔移動量とプーリ間隔移動量指令値との偏差を求めることにより指令値と実移動量の脱調量を算出する脱調量算出部と、上記実プーリ間隔移動量と脱調量に基づき初期化の際の移動量を算出する初期化移動量算出手段と、変速可変機構部の初期化を行う変速可変機構部初期化手段と、該変速可変機構部初期化手段が初期化終了したとき上記プーリ間隔移動指令値を指令値を初期化するプーリ間隔移動指令値初期化手段と、からなる初期化装置を付設し、該初期化装置の変速可変機構部初期化手段は、上記車両停止状態判断部の信号が停止状態を示しているときに上記プーリ間隔移動指令値と上記初期化移動量に従い変速可変機構部を一方向のハードウェア限界位置まで作動させた後、他方向の基準位置まで戻して変速可変機構部の初期化を行うように構成されていることを特徴とする無段変速機用変速比制御装置の初期化装置。
IPC (5件):
F16H 61/02 ,  F16H 9/00 ,  F16H 59:38 ,  F16H 59:44 ,  F16H 59:68
FI (2件):
F16H 61/02 ,  F16H 9/00 A
引用特許:
出願人引用 (7件)
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