特許
J-GLOBAL ID:200903009918533870
空間調波の同時取得法(SMASH):高周波コイル配列を用いた超高速映像法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
倉内 基弘 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-522627
公開番号(公開出願番号):特表2001-503662
出願日: 1997年11月05日
公開日(公表日): 2001年03月21日
要約:
【要約】磁気共鳴(MR)映像装置及びその方法は、表面コイルに固有の空間情報を利用してMR映像取得速度、分解能及び/又は視野を向上する。部分信号は、配列中の構成コイルにおいて同時に取得され、直交空間表示に相当する2個以上の信号を形成する。フーリエの態様にあっては、映像形成に必要なk空間マトリクスの線を、別個の好ましくは線形の構成コイル信号結台の集台を用いて形成し、位相エンコード勾配によって通常形成される空間変調の代用とする。信号結合は、並行して又は同時に行われても良いし、後処理として行われても良いが、いずれの場合においても、時間のかかる勾配変換及び高価な高速磁石部品を必要としない。後処理を行う場合には、蓄積された信号は事後に結合されて完全なデータマトリクスを形成する。同時に行う場合には、本体搭載プロセッサーを備えたコイル配列からなるプラグイン単位が、核スピン調整サイクルにおいて2個以上の結合された空間信号の集合を出力するが、それぞれk空間の線に直接相当する。この一部並行映像法(空間調波同時取得法:SMASH)は、既存の多くの高速映像法に容易に組み台わせることができ、空間分解能又は信号雑音比を極端に犠牲にすることなく乗法的に時間を節約することができる。プロトタイプ3個のコイル配置を用いた実験では映像取得時間は半分に改善された。より大幅な短縮が、他のコイル配置によって達成できる。
請求項(抜粋):
NMRスピン調整及び測定の多重サイクル中にMRIを捕捉することによってMRで体の領域を映像化する方法にして、i) 1個のスピン調整サイクル中に、異なる空間感度を有する複数の表面コイルにおいて、同時にNMR RF測定信号応答を受信し;ii) 複数のコイルに受信された該NMR RF測定信号応答を結合して複数の複合NMR信号集合(各々の集合は異なる空間情報を含有する)を得;iii) 追加のスピン調整サイクルにおいて該受信及び結合段階を繰り返して、少なくとも1個の該複合NMR信号集合によって増加させられたデータ集合を形成し;そしてiv) 該データ集合からMR映像を形成する段階を包含することを特徴とする方法。
IPC (2件):
FI (2件):
A61B 5/05 355
, G01N 24/08 510 Y
引用特許: