特許
J-GLOBAL ID:200903009954511092

鉄道作業車両用の伸縮レール装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-338231
公開番号(公開出願番号):特開2008-150819
出願日: 2006年12月15日
公開日(公表日): 2008年07月03日
要約:
【課題】 比較的小さな駆動力で迅速に可動レールの移動を行える鉄道作業車両用の伸縮レール装置を提供する。【解決手段】固定レール1と可動レール2との間に、可動レール2を後退させる際にそれを固定レール1の先端部上へ押し上げる押上手段11を設ける。押上手段11は、押上用ローラ12と押上機構13とを持つ。ローラ12は、可動レール2の基端側から延出する支持板10に突設する。押上機構13は、可動レール2の後退時に、押上用ローラ12に係合して可動レール2を押し上げる。押上機構13は、押上レバー14と、これを常時起立方向に回転付勢する付勢手段15とを持つ。手動で可動レール2を後退操作する際、付勢手段15の付勢力で押上機構13を介して押上用ローラ12を押し上げ、固定レール1と可動レール2との摺動を生じさせない。【選択図】図10
請求項(抜粋):
本線レールの側方に設けられた作業車両の保管場所から本線レールまで作業車両を移動させるために、本線レールとほぼ直交方向に交差するように前後方向に伸縮可能に設けられるレール装置であって、 基端と先端とを有し前記本線レールに対しほぼ直交方向に伸びるように前記保管場所のベース上に固定される固定レールと、 基端と先端とを有し基端側を前記固定レールの基端部上にまた先端側を固定レールの先端部上に配置して前記固定レール上に載せ受けられる収縮位置と基端側が前記固定レールの先端側と上面を一致させて軸線方向に固定レールと連続する伸長位置との間で前記固定レールの上をそれの軸線に沿って前後方向に往復移動可能に設けられる可動レールと、 前記固定レールの基端側に設けられてモータに接続される駆動スプロケットと、前記固定レールの先端側に設けられる従動スプロケットと、 前記駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に掛け回され途上が前記可動レールに係止されるチェーンと、 このチェーンを引き回すための駆動機構とを具備し、 チェーンの引き回しにより前記可動レールを前記固定レール上で伸長方向へ前進させ、または収縮方向へ後退させる伸縮レール装置において、 前記固定レールは、作業車両の車輪を載せ受ける上部フランジと、前記ベースに固定される下部フランジと、両フランジの中央間を接続する垂直のウェブとを具備し、 前記可動レールは、収縮状態において前記固定レールを跨ぐように下方に開放した、断面ほぼコ字状に構成され、固定レールのウェブの左右両側面に対向する一対の脚部を有し、 前記可動レールの基端側の脚部には、伸長位置において前記固定レールの先端側のウェブの左右側面に対向するように延出する支持板がそれぞれ固着され、 前記固定レールと前記可動レールとの間には、伸長位置にある可動レールを後退させる際に可動レールの基端側を固定レールの先端部上に押し上げるための押上手段が設けられ、 この押上手段は、前記支持板の対向方向と反対側である外側へ突出するように支持板上に設けられる押上用ローラと、伸長位置にある前記可動レールの基端側が後退して固定レールの先端部上に乗り上げるまでの間前記押上用ローラに係合して前記可動レールの基端側を上方へ押し上げる力を付与するように固定レールの先端側の左右両側に設けられる押上機構とを具備し、 この押上機構は、前記押上用ローラに係合して起立・転倒する押上レバーと、この押上レバーを常時起立方向に回転付勢する付勢手段とを具備し、 前記押上レバーは、前記可動レールが伸長位置にあるとき前記押上用ローラに押されて前記付勢手段を畜勢しつつ転倒し、可動レールの基端部が前記固定レールの先端部上に乗った位置にあるとき付勢手段の放勢により押上用ローラを押し上げて起立するように付勢手段により付勢され、 前記駆動機構により前記可動レールを収縮方向へ後退操作する際の初期の力を前記押上機構で補助するようにしたことを特徴とする伸縮レール装置。
IPC (2件):
E01B 23/00 ,  B61J 1/10
FI (2件):
E01B23/00 ,  B61J1/10 B
引用特許:
出願人引用 (1件)

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