特許
J-GLOBAL ID:200903010475814011

振動ミラー形走査装置用駆動回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 葛西 四郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-046876
公開番号(公開出願番号):特開平10-207973
出願日: 1997年01月23日
公開日(公表日): 1998年08月07日
要約:
【要約】【課題】 振動ミラー形走査装置において、センサを使用することなしに、駆動電源の周波数及び位相を、振動ミラーの機械的共振周波数及び位相に自動的に追従させること。消費電力を最小化し、動作電圧の範囲を拡大すること。【解決手段】 自励式のパルス幅変調発振器1に接続された振動ミラーコイル励振回路3から、振動ミラーコイル4に対して、励振パルスを繰返し印加する。パルス立上り時点決定回路7は、電圧サンプラ5の検出電圧に基づいて振動ミラーの角速度ゼロの瞬間を検知して、発振パルスを立ち上がらせる。これによって、励振パルスを最良のタイミングで印加することが出来る。パルス立下り時点決定回路9は、内蔵する目標値(電圧)と検出されたピーク値(電圧)との電圧差に比例する発振パルス幅を決定し、発振パルスを立ち下がらせる。これによって振動ミラーの回動範囲が自動的に調節される。
請求項(抜粋):
パルス幅変調発振器(11)と、振動ミラーコイル励振回路(31)と、振動ミラーコイル(4)と、電圧サンプラ(51)と、パルス立上り時点決定回路(7)と、ピークホルダ(8)と、パルス立下り時点決定回路(9)とを含有し、上記パルス幅変調発振器(11)は、自励発振時には、パルス繰返し周波数が回動形振動ミラーの機械的共振周波数(F)よりも若干低く、デューティ率が4分の1よりも小なる発振パルス列(b1)を出力するように、他励発振時には、パルス繰返し周波数が同振動ミラーの機械的共振周波数(F)に追従し、デューティ率が自励発振時のそれよりも更に小なる発振パルス列(b1)を出力することが出来るように、構成され、上記振動ミラーコイル励振回路(31)は、上記振動ミラーの回動角(θ)が逆方向の最大点に到達した直後に、上記振動ミラーコイル(4)の第1の入力端子(A4)に対して、上記発振パルス列(b1)に基づいて正極性の励振パルスを印加するように構成され、上記振動ミラーコイル(4)は、上記第1の入力端子(A4)に対して正極性の励振パルスが印加された時、上記振動ミラーに対して同パルスの持続時間に比例した正方向の角運動量を与えるように構成され、上記電圧サンプラ(51)は、上記励振パルスの非印加時に、上記振動ミラーの自由振動に起因する逆起電圧の負極性の半波の絶対値を、上記振動ミラーコイル(4)の第1の入力端子(A4)において検出するように構成され、上記パルス立上り時点決定回路(7)は、上記電圧サンプラ(51)の出力レベルがピークからゼロに到達した時点を検出して、休止中のパルス幅変調発振器(11)の次なる発振パルスの立上り時点を決定し、同発振器(11)の第1の変調信号入力端子(a1)に対して、同発振パルスを立ち上がらせるための負極性の変調電圧(q)を印加するように、構成され、上記ピークホルダ(8)は、毎周期、上記サンプラ(51)の出力電圧におけるピーク値(pm)を検出し、且つ保持するように、構成され、上記パルス立下り時点決定回路(9)は、上記パルス幅変調発振器(11)からの発振パルス持続信号と上記ピークホルダ(8)からのピーク値(pm)とを受けて、上記振動ミラーの所望の振幅に対応する目標値(vr)と上記ピーク値(pm)との電圧差に比例する発振パルス持続時間、従って又発振パルス立下り時点を決定し、同発振器(11)の第2の変調信号入力端子(a2)に対して、持続中の発振パルスを立ち下がらせるための、正極性の変調電圧(r)を印加するように、構成されている、振動ミラー形走査装置用駆動回路。
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 駆動制御回路
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-283476   出願人:オリンパス光学工業株式会社
  • 符号の走査および読取りシステム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-056262   出願人:ピー・エス・シー・インコーポレイテッド
  • 特開昭55-140815

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