特許
J-GLOBAL ID:200903010621389042

コンパイラにおけるデータ転送処理割り付け方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 境 廣巳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-157170
公開番号(公開出願番号):特開平8-328873
出願日: 1995年05月31日
公開日(公表日): 1996年12月13日
要約:
【要約】【目的】 データ分散記述言語で記述されたプログラムのループの並列化時に必要なプロセッサ間データ転送回数を削減する。【構成】 ループ分散手段122 は配列分散手段121 による配列の分散状態を元に、繰り返し処理の間でデータ依存関係の無いループを並列化の対象として、その繰り返し処理を複数のプロセッサに割り当てる。分散比較手段123 はループの繰り返し処理においてアクセスする配列要素のうちその繰り返し処理を実行するプロセッサに分散されていない配列要素を検出する。アクセス解析手段124 は検出された配列要素のアクセス方法を調べる。データ転送処理生成手段125 はアクセス方法が参照だけの場合はループの直前に、更新だけの場合はループの直後に、配列要素をプロセッサ間で転送するデータ転送処理を挿入する。ループ変形手段126 は各プロセッサに各繰り返し処理を割り当てるべくループを変形する。
請求項(抜粋):
データ分散記述言語で記述されたソースプログラム中で宣言された配列を分散メモリ型マルチプロセッサシステムを構成する複数のプロセッサのローカルメモリに分散させると共に、ループの各繰り返し処理の間にデータ依存関係の無いループについて、そのループを前記複数のプロセッサで並列実行可能な形式に変形するコンパイラにおいて、前記配列の前記複数プロセッサへの分散状態と前記依存関係の無いループの前記複数プロセッサへの分散状態とを決定した後、ループの繰り返し処理においてアクセスする配列要素のうちその繰り返し処理を実行するプロセッサに分散されていない配列要素を検出してその配列要素の配列に対するアクセス方法を調査し、その配列要素の配列に対するアクセス方法が参照だけのときは、その配列要素の内容をそれが分散されているプロセッサからそれをアクセスするプロセッサに転送するデータ転送処理を、そのループの直前に挿入し、その配列要素の配列に対するアクセス方法が更新だけのときは、それをアクセスしたプロセッサからアクセス後の配列要素の内容をその配列要素が分散されているプロセッサに転送するデータ転送処理を、前記ループの直後に挿入することを特徴とするコンパイラにおけるデータ転送処理割り付け方法。
FI (2件):
G06F 9/44 322 G ,  G06F 9/44 322 E
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • プログラム並列化方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-153273   出願人:株式会社日立製作所, 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリング株式会社

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