特許
J-GLOBAL ID:200903010743256337

ジペプチドの製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 下田 容一郎 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-358471
公開番号(公開出願番号):特開平6-217785
出願日: 1992年12月25日
公開日(公表日): 1994年08月09日
要約:
【要約】【目的】 基質の流失を防ぎ、且つ高純度の生成物を得ることのできるペプチドの製造法を提供する。【構成】 反応槽1として膜型の装置を設置し、水相2用の緩衝液中に、ベンジルオキシカルボニル基でアミノ基を保護したアスパラギン酸、フェニルアラニンのメチルエステル及びサーモライシンを添加して反応用水溶液を調製した。また有機相形成用の有機溶媒として酢酸エチルを用い、反応槽1の有機相3へ仕込んだ。そして上記反応用水溶液を1L/分の速度で供給、循環して水相2とし、また上記有機相3の酢酸エチルも1L/分の速度で循環させた。更に、上記反応槽1とは別に抽出槽5を設置し、抽出液を抽出相6に送液した。また反応槽1の有機相3から流出した有機溶媒を抽出槽5の有機相7に導入し、ここからの流出液は有機相3に戻すようにした。
請求項(抜粋):
Lys、His、Arg、Orn、Asp及びGluの群(I群)から選ばれるアミノ酸であって、そのアミノ基が保護基によって保護されたアミノ酸(基質A)と、Ala、Val、Leu、Ile、Met、Trp、Phe、Pro、Gly、Ser、Thr、Cys、Tyr、Asn、Gln、Lys、His、Arg、Orn、Asp及びGluの群(II群)から選ばれるアミノ酸であって、そのカルボキシル基がアルキルエステル化(但し、このアルキルは炭素数1乃至4である。)されたアミノ酸(基質B)との組合わせ、又は前記II群から選ばれるアミノ酸であって、そのアミノ基が保護基によって保護されたアミノ酸(基質A)と、前記I群から選ばれるアミノ酸であって、そのカルボキシル基が前記条件のアルキルエステル化されたアミノ酸(基質B)との組合わせを、二相系の反応槽中で酵素触媒により反応させるジペプチドの製造法において、前記反応槽の反応液を水相、及び水と混和しない有機溶媒からなる有機相の二相から構成し、これら水相又は有機相のいずれかに前記基質A、基質B及び酵素を供給してジペプチドを合成し、この合成されたジペプチドが主として含有される前記有機相を構成する溶液を、水性の抽出相を有する抽出槽へ導入し、この導入した溶液から抽出相へジペプチドを抽出し、抽出後の溶液は前記反応槽へ戻すことを特徴とするジペプチドの製造法。
IPC (2件):
C12P 21/02 ,  A61K 37/02
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平3-087195

前のページに戻る