特許
J-GLOBAL ID:200903010778340519

ブレーキシリンダ積空装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (8件): 曾我 道照 ,  曾我 道治 ,  池谷 豊 ,  古川 秀利 ,  鈴木 憲七 ,  梶並 順 ,  白石 泰三 ,  中村 礼
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-566950
公開番号(公開出願番号):特表2004-501016
出願日: 2000年03月10日
公開日(公表日): 2004年01月15日
要約:
ブレーキをかけようとする力を決定する際に、鉄道車両が担持している重量をシステムが補償する。本システムは、ブレーキシリンダと弁アセンブリとを含む。ブレーキシリンダは、ピストンの背後のシール室を特徴としている。鉄道車両が空車である時でブレーキシリンダ圧力(BCP)が切り換えレベルを超えている時のブレーキの作動中、弁アセンブリはピストンの背後で背圧を増加させる。これによって、ピストンの前方に作用するBCPによって発生する力を部分的に相殺する対抗力が発生する。鉄道車両が積車である時のブレーキ作動中、弁アセンブリが室を排気する。本システムは、鉄道車両が空車である時にブレーキをかける力を、鉄道車両が積車である時の力の何分の一かにすることができ、切り換えレベルを上回るBCPが増加し続ける時、その割合が小さくなる。
請求項(抜粋):
鉄道車両の少なくとも1つの台車にブレーキをかけようとする力を決定する際にその台車に担持されている重量を補償するシステムにおいて、前記台車は、第1パイプ網を介して相互接続されたブレーキ制御弁および荷重センサを備えており、該荷重センサは、(i)前記ブレーキ制御弁によって前記第1パイプ網内に発生した前圧力が所定量より大きいと共に、前記鉄道車両が空である時、第2パイプ網を前記第1パイプ網に相互接続し、(ii)前記鉄道車両が積空のいずれの状態であっても、前記前圧力が前記所定量より低い時、前記パイプ網を互いに切り離して、前記第2パイプ網を大気に接続するようにしたシステムであって、 (a)前記ブレーキに連結するための突出端部と、ピストンとして形成されたヘッド端部とを有して解除位置に常時押し付けられたロッドアセンブリを内部に設けたブレーキシリンダを含み、該ブレーキシリンダは、前記ブレーキ制御弁から流体を受け取る入口ポートを有して、前記第1パイプ網を経て前記前圧力を増加させて前記ピストンの前側を押し付けることによって、前記ロッドアセンブリを前記解除位置からブレーキ作動位置に移動させることができ、また、前記ブレーキシリンダの内部に配置されて、前記ピストンの後側に隣接した位置で前記ロッドアセンブリと同心状の補償室を形成するシールが設けられており、さらに、 (b)(i)大気に接続された出口ポート、(ii)前記第1パイプ網に接続された解除通路、(iii)前記補償室に接続された後通路網、および(iv)前記第2パイプ網を通して前記荷重センサに接続された前通路網を備えた弁アセンブリを含み、該弁アセンブリは、変位弁、解除弁および差動弁を備えており、 (1)前記変位弁は、(i)前記出口ポートが前記後通路網と連通し、それによって前記補償室を大気に接続する常時開放位置と、(ii)前記後通路網が前記出口ポートから遮断される閉成位置とを有しており、前記前圧力が所定値を超えると共に、前記荷重センサが前記鉄道車両の空状態を感知した時、前記変位弁が前記閉成位置をとり、 (2)前記解除弁は、前記後通路網が前記解除通路から遮断される常時閉成位置を有し、前記解除通路内の前記前圧力が前記補償室内に存在する背圧より最小量だけ低くなった時に開放位置をとり、それによって、前記第1パイプ網および前記ブレーキ制御弁を経た前記前圧力と共に、前記背圧を前記解除弁および前記解除通路を通して大気に逃がすことができ、 (3)前記差動弁は、前記前通路網が前記後通路網から遮断される常時閉成位置を有し、前記前圧力が前記背圧より高い切り換え量に達した時に開放位置をとり、それによって、流体が前記ブレーキ制御弁から前記荷重センサを経て前記第1および第2パイプ網を通り、さらに前記前および後通路網を通って前記補償室に流入することによって、前記背圧が増加して前記ピストンの前記後側を押し付けることによって、前記ピストンの前記前側に作用する前記前圧力によって生じる力を部分的に相殺する対抗力を発生することができ、前記前圧力が増加する時、前記背圧は前記前圧力より前記切り換え量だけ低いままであり、 それによって、前記鉄道車両が空車である時に前記ブレーキをかける力を、前記鉄道車両が積車である時に前記ブレーキをかける力の何分の一かにすることができ、前記前圧力が増加すると、その割合が小さくなるようにしたシステム。
IPC (3件):
B61H13/30 ,  B60T8/18 ,  B60T15/36
FI (3件):
B61H13/30 ,  B60T8/18 ,  B60T15/36 A
Fターム (16件):
3D045AA07 ,  3D045BB33 ,  3D045BB35 ,  3D045CC05 ,  3D045EE01 ,  3D045GG14 ,  3D049AA04 ,  3D049BB15 ,  3D049BB39 ,  3D049BB40 ,  3D049CC03 ,  3D049HH17 ,  3D049HH47 ,  3D049JJ07 ,  3D049JJ08 ,  3D049RR03
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 鉄道車両の積空切換弁装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-260840   出願人:ウエスチングハウス・エヤー・ブレーキ・コンパニー
  • 特開昭58-073464
  • 特公昭47-010927
審査官引用 (3件)
  • 鉄道車両の積空切換弁装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-260840   出願人:ウエスチングハウス・エヤー・ブレーキ・コンパニー
  • 特開昭58-073464
  • 特公昭47-010927

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