特許
J-GLOBAL ID:200903011074929076

2方向ローラクラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 鎌田 文二 ,  鳥居 和久 ,  田川 孝由 ,  東尾 正博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-320841
公開番号(公開出願番号):特開2009-144771
出願日: 2007年12月12日
公開日(公表日): 2009年07月02日
要約:
【課題】回転方向ガタが小さく、空転時の信頼性の高い、トルク容量の大きな2方向ローラクラッチを提供する。【解決手段】外輪11の内周に円筒面を形成し、内輪12の外周に複数のカム面を設ける。外輪11と内輪12間に組込まれた保持器16には、ポケットを形成し、各ポケット内に対向一対のローラと、そのローラを離反する方向に向けて付勢するコイルばね19とを組込む。保持器16を軸方向に2分割して、軸方向に移動可能とされた制御保持器16Aと、軸方向に非可動とされ、かつ、回転可能とされた回転保持器16Bとを設ける。制御保持器16Aの分割柱部と回転保持器16Bの分割柱部との軸方向の突合せ部に傾斜カム面を形成し、制御保持器16Aの軸方向の移動により、その制御保持器16Aと回転保持器16Bとを相対回転させてポケットの周方向幅を変化させ、対向一対のローラを円筒面およびカム面に瞬時に係合または係合解除させる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
外輪の内周と、その外輪の内側に組込まれた内輪の外周の一方に円筒面を形成し、他方にその円筒面との間で周方向の両端に至るに従って狭小のくさび空間を形成する複数のカム面を周方向に間隔をおいて設け、前記外輪と内輪間に組込まれた保持器には、前記複数のカム面のそれぞれと対向する位置にポケットを形成し、各ポケット内に対向一対のローラと、その対向一対のローラを離反する方向に向けて付勢するコイルばねとを組込み、前記保持器を隣接するポケット間に形成された柱部からの切り離しによって軸方向に移動可能とされ、かつ、回転可能とされた制御保持器と、軸方向に非可動とされ、かつ、回転可能とされた回転保持器とに分割し、その制御保持器の分割柱部と回転保持器の分割柱部の軸方向の突合せ部に、回転保持器に向けての制御保持器の移動により、ポケットの周方向幅が縮小する方向に制御保持器と回転保持器とを相対回転させる傾斜カム面を形成し、前記内輪の一側面に環状のばねホルダを固定し、そのばねホルダの外周部に複数のポケットのそれぞれ内部に挿入されて、制御保持器と回転保持器とがポケットの周方向幅を縮小する方向に相対回転した際に、各保持器の分割柱部を受け止めて対向一対のローラを中立位置に保持する複数の回り止め片を設け、その回り止め片のそれぞれに前記コイルばねと交差する方向に延びて、各コイルばねの径方向外方への移動を防止する支持片を設けた2方向ローラクラッチ。
IPC (1件):
F16D 41/08
FI (1件):
F16D41/08 Z
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • ローラクラッチ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-062199   出願人:NTN株式会社

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