特許
J-GLOBAL ID:200903011382753213

表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 富田 和夫 ,  鴨井 久太郎 ,  影山 秀一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-149324
公開番号(公開出願番号):特開2008-302439
出願日: 2007年06月05日
公開日(公表日): 2008年12月18日
要約:
【課題】高硬度材の高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具を提供する。【解決手段】TiN、TiCN、TiCの1種又は2種以上からなるTi化合物:35〜50%、Al及び/又はAl2O3:8〜16%、WC:1〜6%、残部:c-BN(いずれも質量%)からなる圧粉体の超高圧焼結材料で構成され、分散相を形成するc-BN相と連続相を形成するTi化合物相との界面に超高圧焼結反応生成物が介在した組織を有するインサート本体の表面に、硬質被覆層として、(Ti1-X-YAlXSiY)N層(原子比で、X=0.4〜0.6、Y=0.01〜0.1)からなる下部層と、上部層とを蒸着形成し、該上部層は、TiN層と(Ti1-α-βAlαSiβ)N層(原子比で、α=0.4〜0.6、β=0.01〜0.1)との交互積層構造として構成する。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
窒化チタン、炭窒化チタンおよび炭化チタンのうちから選ばれる1種又は2種以上のチタン化合物を35〜50%、アルミニウムおよび/または酸化アルミニウムを8〜16%、炭化タングステンを1〜6%、残部立方晶窒化ほう素(以上、%は、いずれも質量%を示す)からなる配合組成を有する圧粉体の超高圧焼結材料で構成され、かつ、走査型電子顕微鏡による組織観察で、分散相を形成する立方晶窒化ほう素相と連続相を形成するチタン化合物相との界面に超高圧焼結反応生成物が介在した組織を有するインサート本体の表面に硬質被覆層を蒸着形成した表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具において、 (a)硬質被覆層は、0.5〜2μmの平均層厚を有する下部層と、0.5〜3μmの合計平均層厚を有する上部層を有し、 (b)硬質被覆層の下部層は、 組成式:(Ti1-X-YAlXSiY)N で表した場合、Xが0.4〜0.6、Yが0.01〜0.1(但し、原子比)である蒸着形成されたチタンとアルミニウムとシリコンの複合窒化物層、 (c)硬質被覆層の上部層は、下部層の表面に蒸着形成された、一層平均層厚が0.05〜0.3μmの薄層Aと、一層平均層厚が0.02〜0.2μmの薄層Bの各1層以上の交互積層構造を有し、 上記薄層Aは、 組成式:TiNで表されるチタンの窒化物層、 上記薄層Bは、 組成式:(Ti1-α-βAlαSiβ)N で表した場合、αが0.4〜0.6、βが0.01〜0.1(但し、原子比)であるチタンとアルミニウムとシリコンの複合窒化物層、 からなる硬質被覆層を蒸着形成した、表面被覆立方晶窒化ほう素基超高圧焼結材料製切削工具。
IPC (5件):
B23B 27/14 ,  B23B 27/20 ,  C23C 14/06 ,  C22C 29/16 ,  B22F 3/24
FI (10件):
B23B27/14 A ,  B23B27/20 ,  C23C14/06 A ,  C22C29/16 B ,  C22C29/16 F ,  C22C29/16 G ,  C22C29/16 J ,  C22C29/16 N ,  C22C29/16 P ,  B22F3/24 102Z
Fターム (20件):
3C046FF02 ,  3C046FF09 ,  3C046FF10 ,  3C046FF13 ,  3C046FF16 ,  3C046FF21 ,  3C046FF25 ,  4K018FA23 ,  4K018KA15 ,  4K029AA04 ,  4K029BA58 ,  4K029BA60 ,  4K029BB02 ,  4K029BD05 ,  4K029CA04 ,  4K029CA13 ,  4K029DD06 ,  4K029FA04 ,  4K029FA05 ,  4K029JA02
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (3件)

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