特許
J-GLOBAL ID:200903097465704194

高速重切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆立方晶窒化硼素基焼結材料製切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 富田 和夫 ,  鴨井 久太郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-142857
公開番号(公開出願番号):特開2004-345006
出願日: 2003年05月21日
公開日(公表日): 2004年12月09日
要約:
【課題】高速重切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆立方晶窒化硼素基焼結材料製切削工具を提供する。【解決手段】基体表面に、TiとAlとSiの複合窒化物硬質被覆層を0.5〜10μm層厚で物理蒸着し、硬質被覆層を層厚方向にそって、Al最高含有点とAl最低含有点とが所定間隔にて交互に存在させ、Al最高含有点からAl最低含有点、Al最低含有点からAl最高含有点へTiおよびAlの含有割合が変化する成分濃度分布構造を有し、Al最高含有点が、組成式:[Ti1-(X+Z)AlXSiZ]N(原子比で、Xは0.45〜0.65、Zは0.01〜0.15)、Al最低含有点が、組成式:[Ti1-(Y+Z)AlYSiZ]N(原子比で、Yは0.10〜0.35、Zは0.01〜0.15)を満足し、かつ隣り合うAl最高含有点とAl最低含有点の間隔が、0.01〜0.1μmである硬質被覆層で構成する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
立方晶窒化硼素基焼結材料からなる基体の表面に、TiとAlとSiの複合窒化物からなる硬質被覆層を0.5〜10μmの平均層厚で物理蒸着してなる表面被覆超硬合金製切削工具において、 上記硬質被覆層が、層厚方向にそって、Al最高含有点とAl最低含有点とが所定間隔をおいて交互に繰り返し存在し、かつ前記Al最高含有点から前記Al最低含有点、前記Al最低含有点から前記Al最高含有点へTiおよびAlの含有割合がそれぞれ連続的に変化する成分濃度分布構造を有し、 さらに、上記Al最高含有点が、組成式:[Ti1-(X+Z)AlXSiZN](ただし、原子比で、Xは0.45〜0.65、Zは0.01〜0.15を示す)、 上記Al最低含有点が、組成式:[Ti1-(Y+Z)AlYSiZN](ただし、原子比で、Yは0.10〜0.35、Zは0.01〜0.15を示す)、 をそれぞれ満足し、かつ隣り合う上記Al最高含有点とAl最低含有点の間隔が、0.01〜0.1μmであること、 を特徴とする高速重切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆立方晶窒化硼素基焼結材料製切削工具。
IPC (2件):
B23B27/14 ,  C23C14/06
FI (2件):
B23B27/14 A ,  C23C14/06 A
Fターム (12件):
3C046FF02 ,  3C046FF10 ,  3C046FF25 ,  3C046FF35 ,  4K029AA04 ,  4K029BA03 ,  4K029BA17 ,  4K029BA35 ,  4K029BA58 ,  4K029BD05 ,  4K029CA03 ,  4K029DD06
引用特許:
審査官引用 (7件)
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