特許
J-GLOBAL ID:200903011599849588

コバルトとカルシウムを含む硫酸ニッケル水溶液の精製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河備 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-103593
公開番号(公開出願番号):特開2004-307270
出願日: 2003年04月08日
公開日(公表日): 2004年11月04日
要約:
【課題】交換反応を利用した溶媒抽出法による硫酸ニッケル水溶液の精製方法において、交換反応でのコバルト抽出効率を向上させることによりコバルトの処理量を増加するとともに、コバルトとカルシウム濃度が低い精製硫酸ニッケル水溶液を得ることができる高効率な精製方法を提供する。【解決手段】多段向流反応槽を用いて、硫酸ニッケル水溶液を水相として最終段に供給し、ニッケルを保持させた2-エチルヘキシルホスホン酸モノ-2エチルヘキシルエステル抽出剤を濃度20〜30容量%に炭化水素で希釈した混合有機溶媒を有機相として1段目に供給して、該最終段の水相のpHを4.5〜5.5に、並びに該最終段の有機相中のカルシウム濃度を0.4g/L以下に、かつニッケル、コバルト及びカルシウムの合計濃度を25g/L以下に調整することを特徴とするコバルトとカルシウムを含む硫酸ニッケル水溶液の精製方法などによって提供。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
多段向流反応槽を用いて交換反応を利用した溶媒抽出法によりコバルトとカルシウムを含む硫酸ニッケル水溶液を精製する際に、 該硫酸ニッケル水溶液を水相として上記反応槽の最終段に供給し、一方、ニッケルを保持させた2-エチルヘキシルホスホン酸モノ-2エチルヘキシルエステル抽出剤を濃度20〜30容量%になるまで炭化水素で希釈した混合有機溶媒を有機相として上記反応槽の1段目に供給し、両相を接触させ交換反応を行わせ、該最終段の水相のpHを4.5〜5.5にするとともに、該最終段の有機相中のカルシウム濃度を0.4g/L以下に、同じくニッケル、コバルト及びカルシウムの合計濃度を25g/L以下にすることを特徴とする硫酸ニッケル水溶液の精製方法。
IPC (1件):
C01G53/10
FI (1件):
C01G53/10
Fターム (3件):
4G048AA07 ,  4G048AB08 ,  4G048AE05
引用特許:
審査官引用 (7件)
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