特許
J-GLOBAL ID:200903011623098653
セルロース系バイオマスの糖化分解方法及び糖化分解装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人 有古特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-112328
公開番号(公開出願番号):特開2009-261275
出願日: 2008年04月23日
公開日(公表日): 2009年11月12日
要約:
【課題】亜臨界状態の高温高圧水によって、セルロース系バイオマス中のセルロース及び/又はヘミセルロースを、単糖やオリゴ糖まで分解するための方法及び装置であって、熱効率と糖類の収率に優れ、圧力容器の温度変化も少ない方法及び装置を提供する。【解決手段】亜臨界状態の高温高圧水を用いてセルロース又はヘミセルロースを糖類に分解する際、高温高圧状態にある圧力容器内のスラリーを、セルロース系バイオマスのスラリーを充填した加熱途上の圧力容器内へとフラッシュ蒸発さることにより、大量のスラリーを亜臨界状態未満にまで急冷し、糖類が有機酸等にまで過分解することを防止し、かつ、熱エネルギーの回収により省エネ化が図れる。また、一連の工程を3種類の圧力容器を用いて行うため、各圧力容器の温度変化が少なく、圧力容器の製造コストも抑制しうる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
複数の第一低圧圧力容器、高圧圧力容器及び第二低圧圧力容器を使用するセルロース系バイオマスの糖化分解方法であって、
充填工程、昇温工程、第一移送工程、分解工程、第二移送工程、降温工程及び排出工程が順次実行され、
充填工程が、セルロース系バイオマスを粉砕し水と混合したスラリーを第一低圧圧力容器に充填する工程であり、
昇温工程が、第一低圧圧力容器を密閉して昇温する工程であり、
第一移送工程が、昇温工程後のスラリーを第一低圧圧力容器から高圧圧力容器へと第一接続経路によって移送する工程であり、
分解工程が、セルロース系バイオマス中のセルロース及び/又はヘミセルロースを高温高圧水の酸化力によって、高圧圧力容器内で糖類に分解する工程であり、
第二移送工程が、分解工程後のスラリーを高圧圧力容器から第二低圧容器へと第一接続経路によって移送する工程であり、
降温工程が、第二低圧圧力容器内の高温高圧スラリーをフラッシュ蒸発させることにより降温する工程であり、
排出工程が、第二低圧圧力容器内のスラリーを取り出す工程であり、
ある第一低圧圧力容器において充填工程が実行されているとき、ある第二低圧圧力容器において排出工程が実行されており、充填工程実行中の第一低圧圧力容器に充填されるスラリーと排出工程実行中の第二低圧圧力容器から排出されるスラリーとの間で熱交換し、
別の第一低圧圧力容器において昇温工程が実行されているとき、別の第二低圧圧力容器において降温工程が実行されており、降温工程実行中の第二低圧圧力容器から排出されるフラッシュ蒸気を昇温工程実行中の第一低圧圧力容器に供給することにより熱回収する、ことを特徴とするセルロース系バイオマスの糖化分解方法。
IPC (7件):
C13K 1/02
, B09B 3/00
, B01J 3/00
, B01J 3/02
, B01J 3/03
, C07H 3/02
, C07H 3/06
FI (9件):
C13K1/02
, B09B3/00 Z
, B09B3/00 303Z
, B09B3/00 304Z
, B01J3/00 A
, B01J3/02 A
, B01J3/03 A
, C07H3/02
, C07H3/06
Fターム (30件):
4C057AA30
, 4C057BB02
, 4C057BB04
, 4D004AA04
, 4D004AA12
, 4D004AC05
, 4D004BA03
, 4D004BA06
, 4D004CA04
, 4D004CA13
, 4D004CA18
, 4D004CA22
, 4D004CA32
, 4D004CA39
, 4D004CB04
, 4D004CB05
, 4D004CB31
, 4D004CB36
, 4D004CB37
, 4D004CB42
, 4D004CB43
, 4D004CB45
, 4D004CC03
, 4D004CC04
, 4D004CC15
, 4D004DA02
, 4D004DA03
, 4D004DA06
, 4D004DA10
, 4D004DA20
引用特許:
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