特許
J-GLOBAL ID:200903012090211459

低レベル放射性廃棄物の処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 飯田 昭夫 ,  江間 路子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-237807
公開番号(公開出願番号):特開2007-051950
出願日: 2005年08月18日
公開日(公表日): 2007年03月01日
要約:
【課題】有機ポリマー系の低レベル放射性廃棄物を、超臨界水反応を用いて放射性核種(放射性同位体)を回収するに際して、3Hや14Cの放射性核種も、効率良く分離し固体として回収できる処理方法を提供すること。【解決手段】有機ポリマー系の低レベル放射性廃棄物を、酸化ルテニウム(IV)触媒法や硝酸塩酸化法の超臨界水反応処理を行うことにより、低レベル放射性廃棄物を分解気化・液状化させる低レベル放射性廃棄物の処理方法。分解気化により生成する3H又は14Cを含む放射性気体を、炭酸塩合成反応における反応物質として又はそれらの反応物質に変換して使用する。炭酸塩合成反応は、代表的には、 NaCl+NH3+CO2+H2O→NaHCO3+NH4Cl で示される。そして、炭酸塩合成反応の反応生成物として前記3H又は14Cを回収する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
有機ポリマー系の低レベル放射性廃棄物を、1)酸化ルテニウム(IV)触媒の存在下で超臨界水反応させること(以下「酸化ルテニウム触媒法」という。)で、及び/又は、2)窒素オキソ酸アルカリと窒素オキソ酸アルカリ土類塩との少なくとも1種以上の存在下で超臨界水反応させること(以下「硝酸塩酸化法」という。)で、低レベル放射性廃棄物を分解気化・液状化させる低レベル放射性廃棄物の処理方法において、 前記分解気化により生成する3Hを含む放射性気体を、アルカリ金属の又はアルカリ土類金属のハロゲン化塩を出発物質とする炭酸塩合成反応における、前記ハロゲン化塩に対する反応物質として直接的に又は変換して間接的に使用し、 該炭酸塩合成反応の反応生成物である炭酸塩、ハロゲン化アンモニウム(NH4X)のいずれか一以上の態様で前記3H又は14Cを回収することを特徴とする低レベル放射性廃棄物の処理方法。
IPC (1件):
G21F 9/30
FI (2件):
G21F9/30 561Z ,  G21F9/30 561A
引用特許:
出願人引用 (7件)
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審査官引用 (2件)
  • 放射性廃棄物の処理方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-256024   出願人:三菱マテリアル株式会社
  • 特開昭56-153297
引用文献:
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