特許
J-GLOBAL ID:200903012214666093

電気化学発光を用いる生体分子反応の速度測定

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-519172
公開番号(公開出願番号):特表平10-508104
出願日: 1995年12月04日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】生体分子反応の速度を決定するために、酵素反応または親和性結合反応のような生体分子反応は、電気化学発光の強度に反応体、反応パートナーまたは反応パートナーの反応生成物の濃度に関係させる発光団を含む試薬の混合物を用いて電気化学セル中で行なわれる。反応パートナーは、反応体と反応しそしてそれ自身またはその反応生成物が発光団と関与してECL発光を生じさせる試薬である。ECL強度は予かじめ選ばれた時間間隔および持続時間について予かじめ選ばれた電位で試薬の混合物に適用される一連の電気パルスで変調される。強度はこれらの間隔の間に測定されて値(P)の時限シリーズを提供する。同じ実験はもう2回繰り返えされ、その一回は反応が完了してしまった後に変調が行なわれて、値(C)の時限シリーズを得そして最後の回に反応は反応パートナーの不存在下に行なわれて値(B)の時限シリーズを得る。結果は式(I)を用いて正規化(N)されて一連の値(N)を得、これらの値(N)はプロットされて反応の時間コースを得る。
請求項(抜粋):
(a)反応体、発光団および反応パートナーを含有する第1試薬混合物を形成し、該反応体は該反応パートナーと反応しそして該発光体は該反応パートナーまたは該反応パートナーの反応生成物と関与して、該試薬混合物を電気エネルギーにさらした際、電気化学発光を発生し; (b)予かじめ選ばれた電位でそして予かじめ選ばれた時間の間隔および持続時間で該第1試薬混合物を一連の電気パルスにさらしそして同じ間隔で電気化学発光を測定して各々の間隔についての値を得; (c)第1試薬混合物と同じである第2試薬混合物を形成し; (d)反応が完了するまで第2試薬混合物を反応させそして次に、工程(b)におけると同じ電位、時間間隔および持続時間で該混合物を一連の電気パルスにさらしそして工程(b)におけると同じ間隔で電気化学発光を測定して各々の間隔についての値を得; (e)反応パートナーを含有していない以外は第1試薬混合物と同じである第3の試薬混合物を形成し; (f)工程(b)におけると同じ電位、時間間隔および持続時間で該第3の試薬混合物を一連の電気パルスにさらしそして工程(b)におけると同じ間隔で電気化学発光を測定して各々の間隔についての値を得; (g)工程(b)における第1間隔について得られた値から工程(f)における第1間隔について得られた値を差し引いて第1の差を得; (h)工程(d)における第1間隔について得られた値から工程(f)における第1間隔について得られた値を差し引いて第2の差を得; (i)第1差を第2差で割って第1間隔についての正規化された値を得; (j)各々続く間隔について工程(g)、(h)および(i)を繰り返して、各々続く間隔についての正規化された値を得る、ことからなる生体分子反応の時間コースを決定する方法。
IPC (2件):
G01N 33/532 ,  C09K 11/06
FI (2件):
G01N 33/532 B ,  C09K 11/06 Z
引用特許:
審査官引用 (5件)
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