特許
J-GLOBAL ID:200903012293403361

パルスドプラ計測装置および位相差検出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-254912
公開番号(公開出願番号):特開平11-094932
出願日: 1997年09月19日
公開日(公表日): 1999年04月09日
要約:
【要約】【課題】 不等間隔パルス送波による計測範囲の拡大したパルスドプラ計測法において、送波期間をさらに増すことなく、ブラインド周波数の問題解決と信号対雑音比の改善を行う。【解決手段】 送波回路1において4種類のパルス繰り返し周期信号を生成し、これを超音波パルスとして、トランスデューサ2により送出し、受波回路4を介して同一のトランスデューサ2で受信した反射波について、位相信号を位相比較部5で検出し、ドプラシフト検出部30において、2重の位相差検出部により位相差の差と、位相差とを得て、ブラインド周波数の問題解決と信号対雑音比の改善を行い、位相差補正部では位相差の差の情報により、折り返しを解消した位相差を得て、これをドプラ周波数に変換し、表示部40において2次元表示する。
請求項(抜粋):
対象物体の移動速度を計測するためのパルスドプラ計測装置において、第一の期間中に、第一の送波間隔Tでパルス化連続波を繰り返し対象に向け送波し、前記第一の期間に続く第二の期間中に、第二の送波間隔T+Tsでパルス化連続波を繰り返し送波し、前記第二の期間に続く第三の期間中に、第三の送波間隔T+2Tsでパルス化連続波を繰り返し送波し、前記第三の期間に続く第四の期間中に、第四の送波間隔T+3Tsでパルス化連続波を繰り返し送波し、かつ、前記送波したそれぞれのパルス化連続波による対象物からの反射波を検出するための送受手段と、前記反射波の位相を検出するための位相検出手段と、前記位相検出手段から順次得る位相信号から、固定物からの信号を除去するためのフィルタリング手段と、前記フィルタリング手段を介して得る位相信号から、前記第一の送波間隔の位相差ベクトルおよび位相差、前記第二の送波間隔の位相差ベクトルおよび位相差、前記第三の送波間隔の位相差ベクトルおよび位相差、ならびに、前記第四の送波間隔の位相差ベクトルおよび位相差を検出するための第一の位相差検出手段と、前記第一の位相差検出手段により得た位相差ベクトルから、送波間隔の差Tsに対する位相差の差ベクトルを3個求め、これらを加算するための第二の位相差検出手段と、前記第一の位相差検出手段により得た位相差ベクトルから、送波間隔の差2Tsに対する位相差の差ベクトルを2個求め、これらを加算するための第三の位相差検出手段と、前記第二の位相差検出手段により得た位相差ベクトルから位相差を得て、その位相差を参照して、第三の位相差検出手段により得た送波間隔の差2Tsの位相差を送波間隔Tsの位相値に補正するための位相差変換手段と、前記位相差変換手段により得た位相差を位相ベクトルに変換後、変換した位相ベクトルを前記第二の位相差検出手段により得た位相差の差ベクトルに加算して、位相差の差ベクトルおよび位相差の差を得るための第四の位相差検出手段と、前記第一の位相差検出手段により得た4個の位相差ベクトルから1個の位相差ベクトルを予め定められた基準に従って選択し、当該選択した位相差ベクトルの位相差を補正するための位相差補正手段と、前記位相差補正手段により得た位相差を、対象物体の移動速度を示す量に換算して表示するための表示手段とを備え、前記フィルタリング手段は、各送波間隔に対応するフィルタ遅延時間により個別の特性を持つ、MTI(Moving Target Indication)フィルタを有して構成されることを特徴とするパルスドプラ計測装置。
IPC (2件):
G01S 13/24 ,  G01S 7/292
FI (2件):
G01S 13/24 ,  G01S 7/292 A
引用特許:
出願人引用 (9件)
  • 超音波ドプラ診断装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-039687   出願人:アロカ株式会社
  • 超音波ドプラ診断装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-018831   出願人:アロカ株式会社
  • 特開平4-279864
全件表示
審査官引用 (28件)
  • 超音波ドプラ診断装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-039687   出願人:アロカ株式会社
  • 超音波ドプラ診断装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-018831   出願人:アロカ株式会社
  • 特開平4-279864
全件表示

前のページに戻る