特許
J-GLOBAL ID:200903012432957903

防火区画体の貫通構造及び同貫通構造を形成する貫通筒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 恩田 博宣 ,  恩田 誠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-190257
公開番号(公開出願番号):特開2004-033246
出願日: 2002年06月28日
公開日(公表日): 2004年02月05日
要約:
【課題】防火区画体内に位置する耐火材を速やかに膨張させることができ、防火区画体における防火効果を効果的に発揮させることができる防火区画体の貫通構造及び同貫通構造を形成する貫通筒体を提供する。【解決手段】防火区画壁11を横方向へ貫通する貫通孔13内に設置された貫通筒体14内にケーブル12が挿通され、同ケーブル12の外面と貫通筒体14の内周面との間の隙間に耐火材15が設けられることにより防火区画壁11に貫通構造が形成されている。貫通筒体14の防火区画壁11に対する設置状態では、貫通筒体14の外周面と貫通孔13の内周面との間に熱伝播空間Sが形成されている。火災が発生しても、火災の熱を熱伝播空間Sを伝播させて貫通筒体14を外周面側から速やかに加熱することができ、耐火材15を速やかに膨張させることができる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
建築物の防火区画体に挿通体を貫通させるため、防火区画体を貫通する貫通孔内に設置された金属材料製の貫通筒体内に挿通体が挿通されるとともに、同挿通体の外面と貫通筒体の内周面との間の隙間に、膨張状態で前記貫通筒体内を充填密封する耐火材が設けられることにより構成される防火区画体の貫通構造であって、 前記貫通筒体の貫通孔内への設置状態において、同貫通筒体の外周面を貫通孔の内周面から離間させることにより、火災等で発生する熱を伝播させる熱伝播空間が貫通孔内に形成されているとともに、少なくとも火災等の発生時に、前記熱伝播空間を遮断する遮断手段が貫通孔内又は防火区画体外面に設けられ、前記熱伝播空間を伝播した熱により貫通筒体を外周面側から加熱させ、同貫通筒体を伝導した熱によって前記耐火材を加熱、膨張させることを特徴とする防火区画体の貫通構造。
IPC (1件):
A62C3/16
FI (1件):
A62C3/16 B
引用特許:
審査官引用 (1件)

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