特許
J-GLOBAL ID:200903012574088104

診断検査方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 前田 弘 ,  小山 廣毅 ,  竹内 宏 ,  竹内 祐二 ,  今江 克実 ,  原田 智雄
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-521358
公開番号(公開出願番号):特表2004-538488
出願日: 2002年08月20日
公開日(公表日): 2004年12月24日
要約:
フロースルー検査過程に使用される方法および装置が開示されている。この方法は、(一般的には、特定のタンパク質の存在の有無に関する)分析対象となるサンプルと、この特定のタンパク質と結合することが分かっている検出用アナライト(一般的には、金コロイドまたは蛍光標識に結合された抗体)が必要な期間結合する「プレインキュベーション工程」を特徴とする。このプレインキュベーション工程は、サンプルと検出用アナライトとの混合物がメンブレンに結合された捕捉用アナライトと接触する前に行われる。プレインキュベーション工程を設けることによって、検査感度を向上させるとともに、検査に必要なサンプルの量を低減させる効果がある。この方法を実行する装置として、メンブレンによって形成された底部を有し、サンプルおよび検出用アナライトを受け入れるプレインキュベーション室と、捕捉用アナライトが結合されたもう1つのメンブレンとが形成された装置が開示されている。一形態では、プレインキュベーション室が、ある位置では上記もう1つのメンブレンの上方に支持される一方、捕捉用アナライトを担持したメンブレンと接触するように押圧されることにより、液体をインキュベーション室から捕捉用メンブレンに移動させることができる。別の形態では、インキュベーション室の底部のメンブレンが疎水性であって、その下面が捕捉用メンブレンに接触しており、プレインキュベーション室の内容物に湿潤剤が付与されたときに液体の移動が発生する。
請求項(抜粋):
検査過程に使用される装置であって、 検出対象の反応物質と結合する捕捉用アナライトが結合された第1の多孔質メンブレンからなり、上面と下面を有する第1の部材と、 薄葉紙などの吸収材の集団であって、上記第1の部材の下面の下方に配置され、該第1の部材の下面と接触する第2の部材と、 上記第1の部材の上方に間隔を置いて設けられ、側壁と、第2のメンブレンによって形成された底部とを有する小室と、 上記小室から上記吸収材の集団へ液体を移動させないように上記メンブレンが上記第1の部材から十分な距離を置いて配置される第1の位置と、上記メンブレンが上記第1の部材と接触することにより、上記小室から上記第1および第2のメンブレンを経て上記吸収材の集団へ液体を移動可能にする第2の位置の2つの位置で、上記小室を上記第1の部材の上方に支持する手段とを備えた装置。
IPC (1件):
G01N33/543
FI (1件):
G01N33/543 521
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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